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「補習授業校とは」
元ロンドン補習授業校長 長山 正宏
 入学説明会の資料としてお配りしているものです。
 
1.補習授業校とは

 学則によれば、『英国の学校や国際学校に在籍している英国在住の学校教育年齢に相当する日本人子女等を対象に、帰国後の学校生活に適応できるよう学習指導要領に準じて国語教育を行うことを基本とする。』が、帰国を前提としているのではなく、「帰国後に対応できるような国語力の習熟」を目標としている。
 併せて、国語力ばかりではなく日本の学習習慣、学校・日本文化、学校行事等に触れることも目的としている。また、現地校に通いながら本校で学ぶ特性を活かし、日英両国の良さを理解した国際感覚を身につけ、豊かな人間性や社会性を学びつつ、国際社会に生きる日本人としての自覚が子どもたちの宝として教えられるのではないか。ここに、単なる語学学校にはない「補習授業校」ならではの意義を見いだせるのではないでしょうか。 
2.補習授業校でできること

 
・教科書による国語指導

 ・日本的学校生活の習熟

 ・日本文化体験 
etc
3.家庭にお願いしたいこと

※「家庭の支援」がベースです。

 家庭は第2の補習授業校 保護者は第2の担任

 ・家庭での日本語環境作り(書く・読む・聞く・話す)

 ・担任や派遣教員との相互協力(三者とも共通目的)

 ・家庭での学習支援

 ・現地校への適応のためのヘルプ
4.こんな意識では困ります

 「帰国後に対応できるような国語力の習熟」を目標として取り組んでいる学校とすれば、
@ わが子は「話し言葉の習熟だけでよい」「日本の学校の雰囲気に浸れればよい」「現地校で疲れるから息抜きできればよい」などと、独自に「補習校への通学目的」を決められては困ります。三者が共通の目的を持って子どもたちの教育に関わらなければ、その狭間にいる彼らが被害者になってしまいます。
A 「学校に行っていれば自然に国語が身につく」はずはない。それなりの準備があり、貴重な学校での国語の授業を受けることで目標に到達できる。
B 「補習授業校」の「補」は付録という意味ではない。日本とは異なる条件下でがんばる子どもたちをサポートするという意味。
5.教育相談

 イギリスははじめて、海外生活がはじめて、補習校がはじめて等々、いろいろな悩みや心配事があるでしょう。どんなことでも結構ですから、遠慮なくご相談ください。適切な解決策は提供できないかもしれませんが、一緒に解決していきましょう。
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