こんぺいとう   平成27年度
《作文》 お母さんのうで輪    ブレント 小6 
 わたしは悪くない。何があったって、「ごめんなさい。」は言わない。言うもんか、お母さんなんかに。
「正直に言えばいいのに。」
お母さんは言うけど、わたしのせいじゃないのに、あやまるのは、絶対におかしい。
 わたしの妹、○○がお母さんが大切にしているうで輪をこわしたのは、昨日の夜のこと。○○は、ただつけてみたくて、お母さんがうで輪をしまっている箱から取り出した時に、プチッとひもが切れて、真じゅがこぼれ落ちた。わたしは、その時、同じ部屋で本を読んでいた。だけど、本に熱中していて、何がおこっているのか、気がつかなかった。その間、○○はこっそり自分の部屋へにげていった。だから、お母さんはこわれたうで輪とわたしを見て、かんちがいしたわけだ。それで、わたしがわたしじゃないと言い張ると、とてもおこって、あやまるまでゲームは禁止だと言ったのだ。いくら何でもひどすぎると思わないか。
「早くあやまった方が、早くゲームができるようになるわよ。」
お母さんは言う。しかも、○○はわたしがおこられているのを、真顔で見ているのだ。わたしは、○○の顔を引っぱたいてやりたかった。
 その夜、わたしがベッドで寝ていると、ドアがゆっくり開いて○○が入って来た。
「あっち行って。」
わたしは言ったけど、○○はわたしのベッドのすぐ横まで歩いてきた。
「お姉ちゃん、ごめんね。」
○○はわたしの耳にささやいた。そして、またパタパタと足音を立てながら、部屋を出ていった。
 次の朝、みんなで朝ご飯を食べている時、○○がいきなり言った。
「お母さん、ごめんなさい。」
みんな、おどろいて○○の方を見た。
「お母さんのうで輪をこわしたのは、お姉ちゃんじゃなくてわたしだったの。」
「どうして言わなかったの?」
お母さんはびっくりして聞いた。すると、○○が泣き始めた。
「わたし、お母さんにおこられたくなかったの。」
○○が泣きながら言った。お母さんは○○をだきよせた。
「あやまれば、おこらないわよ。」
お母さんはそう言って、○○のぬれたほおにキスした。
「ごめんなさい。」
○○は言った。そして、次はお母さんがわたしの方を向いた。
「悪かったわね、◇◇。本当にごめんね。」
お母さんが言った。
「これからは、あなたをうたがったりしないわ。」
わたしは、それを聞くと、とてもうれしくなった。それで私たちは、お母さんと○○と私、みんなでだきあった。
【評】 私ではないと言いながらも妹がやったことを言わなかったのは、姉のやさしさでしょうね。

《詩》 いつか・・・の事    クロイドン 中2
いつか、みんなは死ぬ。
  いつ、どこで、なぜ? は今わからないけど、
  人間はみんな死ぬ。
  死んだ後はどこへ行くの?
  なにがあるの? なにもない所に行くの?
  お休みなさいと言った後、
  「いつか」の事を考えると、ねむれなくなっ  てしまう。
  
  地球はなんで出きたの?
  宇宙がなかったら、「ない」と言う言葉もない。
  それなのに、なぜ私たちは、今地球で生きて
   いるの?
  明日はなにが起こるの?
  五年後はどうなっているの?
  私たちの未来はどうなるの?

  「いつか」の事はだれも答えてくれない。
【評】 誰にもわからない未来。それを考え出すと、とめどなくあふれてくる不安を、自分の言葉で上手に表現することができました。
《手紙》 お母さんへ    アクトン 日7
今日は、日本の母の日です。イギリスの母の日は3月にありましたね。お母さん、いつもありがとう。
 毎日、おいしい料理を作ってくれたり、日本語の宿題を手伝ってくれてどうもありがとう。いつも私を助けてくれるお母さんが大好きです。
 私はひとりっ子なので、お父さんとお母さんがいなくなったらさみしくなります。だから、お父さんにもお母さんにも、長生きして欲しいです。
 ときどきけんかをするけど、なかよくみんなでくらしましょう。
 お母さん、大好き! 
【評】 普段なかなか言う機会のない「ありがとう」をすてきなお手紙にすることができました。

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