こんぺいとう   平成27年度
《日記》 ひなんくんれん    アクトン 日1 
 どようびに、ひなんくんれんをしました。かじのときのにげるれんしゅうをしました。
 さいしょにならったのは、おさない、かけない、しゃべらない、もどらないです。つぎに、せんせいのことをよくきいてにげます。さいごにおそとに、にげてすわります。
 あめがふっていたので、おしりがよごれました。
【評】 初めての避難訓練、4つの約束事をよく覚えていましたね。訓練の順序を上手にかけました。

《絵日記》 「ハムレット」の日本語げきを見た    ブレント 小4
 ぼくはお母さんとぼくの友達と、ハムレットというげきをバービカンセンターへ見に行きました。げきが始まるとき、ドアが自然に閉まり、すごいと思いました。
 ハムレットの物語は学校で読んだ本でしたが、げきを見るのは初めてだったので、ワクワクしながら見ました。日本語でえんじていたので、英語の字まくがありました。ぼくは字まくがあるげきを初めて見ました。日本語を聞くより、英語の字まくを読む方がかんたんだと感じました。
 げきが始まって、まずおどろいたことは、ぶたいが日本の古い家だったことです。そして、その家の中から王様のゆうれいがパッと青い光で現れたところがちょっとこわかったです。
 ハムレットの物語は、ハムレットが王を殺したおじさんにふくしゅうする話です。ハムレットはゆうれいをこわがらず、進んでゆうれいと話をして、とてもゆうかんだと思いました。げきの中でお経が聞こえたり、がいこつの頭が出てきたりしたところは、気持ちが悪いと思いました。
 ほかには、はかほりの2人のおじいさんが昔の日本の歌を「あ、それそれ、あ、ほれほれ」とあいの手を入れながら歌っていたのがおもしろくて、ぼくは声を出して笑ってしまいました。
 ぶたいの上で出えん者全員がスローモーションで動いた場面では、バックグラウンドで流れる音がちょっと変わっていたり、色もキラキラしたりととても印象的でした。
 これからもいろんなシェークスピアのげきを見てみたいです。
【評】 先生もこの劇を見ました。「あ、それそれ」の場面は、日英どちらのお客さんも大笑いでしたね。これからもシェークスピアの劇をたくさん見て、豊かな感性を養ってください。

《作文》 太ようとかげのかんさつ    ブレント 小2
 太ようとかげのかんさつをしました。
 あさ8時、太ようはひがしにあり、わたしのかげはにしに240センチメートル。10時、わたしのかげは75センチメートル。12時に太ようは上にあり、わたしのかげは32センチメートル。おひる3時に、太ようはにしにあり、わたしのかげは100センチメートル。夕がた6時には、410センチメートルでした。
 おひるにはかげがみじかいのに、夕がたにはすごく長くてメジャーがたりませんでした。とっても長いわたしのかげにびっくりしました。
【評】 影の長さにより、時間が分かりますね。よく観察できました。

《作文》 夏休みの思い出    クロイドン 小3
 7月27日月曜日
 うなぎパイ工場に行って、どうやってうなぎパイを作っているのかを見ました。
 始めに、生地を力強くねって、90どの温どでやきました。そして、やきあがったうなぎパイにひびがないようにかくにんしました。
 その後、おいしく見えるうなぎパイをロボットがほうそうして赤いはこに入れます。
 うなぎパイを作っている人は、白い洋服とぼうしを着ています。
 うなぎパイ工場に行って、とても楽しかったです。
【評】 うなぎパイがどのような順番で出来上がるか詳しく説明ができましたね。よい経験になりました。

《作文》 私の夏    クロイドン 小2
8月1日土ようび
 今日は、札幌に住んでいるおばあちゃんに、電話をかけました。おばあちゃんは私が送ったしょ中みまいがとどいたといっていました。どうしておくったかというと、おばあちゃんがおはじきシールというシールを作るセットをかってくれたから、おれいじょうを書きました。
 しょ中みまいは、ロンドンのえはがきに書きました。お母さんにおそわって、「しょ中お見まいもうしあげます」という文しょうを書きました。ロンドンバスとビックベンの絵をかきました。私はそれがたのしかったです。おばあちゃんがかんしんしてくれてうれしかったです。
【評】 おばあちゃんに電話をかけたり、手紙を書いたりして、おばあちゃんもきっと喜んでいることでしょう。

《感想文》 吾輩は猫である    アクトン 高1 
 「吾輩は猫である。」
 例え、この本を知らない人でも、この文を読んで思うことは私と同じであろう。何て偉そうで傲慢な文章なんだ。これを読むだけで無意識に、座布団の上で背筋と尻尾をピンと伸ばし、フンと鼻息を鳴らしている猫を想像してしまう。これを一旦想像してしまうと、次の「名前はまだ無い。」でさえ、どこか誇らしげに聞こえてしまう。
 「吾輩」という言い方は古風で、どこかもったいぶっている印象を与える。また、しっかりと「猫である。」と言い切るこの言い回しは、言葉を濁すことや曖昧な態度を好む日本人にはあまり無いことだ。このような自信満々な言い方をすることから、この時代の歴史的背景が伺える。
 この物語が執筆されたのは明治時代であり、物語の中の口調はその時代に強く反響されている。控えめであったり、曖昧であることが美とされてきた江戸時代までとは違い、明治時代は自分を強く見せることが重要であった。何故ならこの頃、日本は列強の国々と肩を並べるのに必死であったからだ。さして偉くもなく、猫であるが故に人間たちに相手をしてもらえない。しかし、「吾輩は猫である。」と、さも大層なことのように言うその様は、かつての白人至上主義の世の中で、自分は強く高貴な国だと言い張ってきた日本を連想させる。
 この歴史的背景の他にも、私がこの本を読んで思ったことはもう一つある。それは「何故この猫に名前がないのだろうか。」ということだ。この猫は生まれて一度も名をつけてもらっていない。先生の家に飼われていた時も、水がめへ落ちて南無阿弥陀仏と死んでいった時も、一度だって名で呼ばれたことはない。これは一体、何故なのだろうか。
 一番最初に思いついたのは、もとより名をつけるのが面倒であった、という理由だ。もともとこの作品は、何度も家に入ってきた野良猫を主人公に、夏目漱石の家を客観的に見たら面白かろう、という漱石の突飛なアイデアによって書かれたものである。この主人公である猫は、只の野良であるため名前もなく、文章自体も猫視点であるため必要なかった。これが一番単純明解な理由だろう。しかし、名を持たなかった理由というのは、これだけではない。私はそう強く思う。
 本来、名付けることの目的はその個体を識別することである。もし人間に名がなければ何と読んでいいか分からず困惑するだろう。「名をつける」というのは、人間のみが使う個体判別の方法の一種である。他の生き物はまず、このようなことをしない。
 「吾輩は猫である」の通り、主人公は猫だ。本来の野生の猫に名を持つものはいない。名を持っているのは、人に飼われ、人の隣で生きている生き物だけである。例えば、この物語の中で三毛という猫は家主に大層可愛がられ、その扱いは下人の女たち以上である。ある意味、この猫は人間と同等、またはそれ以上に扱われていて、名も持っている。
 それに比べ、主人公の猫は飼われてはいるものの、あくまでその扱いは猫である。主人公は「吾輩」であり、人のように自らを判別してもらう必要もない只の偉そうな猫である。彼にとって名前などというのは、自らを表す記号であり、有ろうが無かろうが大したことではない。この物語の中で先生の家に住んでおり、人間の生活に口出ししているのは飼われた半分人間扱いの生き物ではなく、純粋に猫として生きつつ、「吾輩」と自らを呼ぶ猫である。
 夏目漱石の書く猫の考え方やものの捉え方は人間のものとは違い、それを使うことで日常的な出来事を面白可笑しく書いている。その猫の目線は、飼い猫のものではなく、自由奔放に生きている猫のものである。それを表現するために、漱石は名をつけなかったのだと、私は思う。
 私はこの本を読むことにより、自分の視野を広げることが出来たと思う。漱石の猫を描写する時の表現は豊かで、その考え方や感じ方がありありと伝わってくる。この柔軟な考えを持つ猫に自分を重ねることによって、私自身の視点が少し変わった。この本を読む前、「吾輩は猫である」という題名を見た時、只単に「傲慢な猫だ」と思っただけであった。しかし、読んだ後にもう一度よく考えると、「猫のくせに」と思うこと自体が傲慢なのではないか、そう思えてくる。
 この物語の背景や、猫の名前について深く考えた後、改めて読むと、一回目に読んだ時とは違う視点で読むことが出来た。二回目には、より面白く、より鮮明な場面を想像して読めたので、自分の想像力が向上したことに改めて気づいた。ありがたや。ありがたや。
【評】なぜ猫に名前がないの
【評】 なぜ猫に名前がないのかという点を、物語の時代背景にも切り込んで深く考察した洞察力のある文章です。

《作文》 無人島    アクトン 小3 
 わたしが無人島に行ったら、水をきれにするきかい、ライターとつりざおをもっていきます。
 水をきれいにするきかいをもっていく理由は、海の水をいくらでものめるからです。海の中には、たくさんの水があるから、いつも水がのみほうだいになるからです。
 つりざおをもっていく理由は、魚をつれるからです。そして毎日同じものを食べることになるかもしれないけど、おなかはすかないよ。
 ライターをもっていく理由は魚をつったら、あたたかくして食べられるからです。そうしたら、いつもつめたい食べ物を食べなくてもいいからです。 
 これが無人島にもっていきたい物とその理由です。
【評】 持っていった物をどうやって使うつもりかがわかりやすく説明できています。なるほど、と思いました。

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