こんぺいとう  平成25年度 
《感想文》 「つなみ」を読んで  フィンチリー 小5 
 わたしは、『つなみ』というひさい地の子どもたちが書いた作文集を読みました。書いた作文がそのままのっているところもあって、読むのがむずかしかったですが、書いた子どもたちの気もちがよくでていると思いました。
 わたしは、地しんを経験したことがありません。テレビで地しんがおきた後のようすを見たときは、こわかったです。自分がそこにいたらどうしようかと思いました。ですから、この本の子どもたちが、みんなその経験をしたのかと思うとかわいそうになりました。
 たとえば、わたしより小さい子が、家ぞくに会えないまま、ようち園で夜をすごさなければならなかったこと、家ぞくや友達やペットがしんでしまったり、見つからなかったりしたこと、家や学校や車が無くなってしまったことなどです。
 でも、みんなとてもゆう気があると思いました。なぜなら、笑顔で写真に写り、みんな「がんばろう」と書いているからです。
 地しんとつ波がきたときの様子をくわしく書いている子どもたちもいました。それが本当におきたこととは思えないこともたくさんありました。とくにつ波がすごい大きさだったことがつたわりました。
 これを読んで一ばんかんじたことは、わたしに何か手伝えることはないかということでした。地しんがおきたすぐ後は、たくさんの人がぼ金活動などしていて、わたしもしました。でも、時間がたってわすれてしまうことが多かったので、まだたいへんな人たちがたくさんいることを思いだしました。ですから、これからも何ができるかを考えたいと思いました。
【評】 津波の被害者のことを考える〇〇さんの温かい心と優しい人柄が伝わってきました。先生も、自分に何かできることはないか考えてみようと思います。

《感想文》 「こびと大百科」を読んで  アクトン 小4
 夏休み中、『こびと大百科』という本を何度も読みました。
 この本を知ったきっかけは、友達の家で見せてもらったことです。おもしろそうだなと思いました。日本に行って、最初の本屋さんで買ってもらいました。
 この本には、いろいろなこびとのデータがのっています。例えば、どんな所に住んでいるか、どうやっておびきよせるかなどです。
 私が一番好きなこびとは、カクレモモジリです。カクレモモジリは、見た目はももにそっくりで、ももとまちがえて出荷されることがあります。ももにき生して、とう分をすってくらしています。
 山梨でとても大きなももを買ったとき、ふざけて、
「カクレモモジリが入ってるかもしれないね。」
と言ったら、妹は目を丸くしていました。そのももは本当においしかったので
「私も、ももにき生したいな。」
と、思いました。
【評】 とても面白い本に出会いましたね。他にもどんなこびとがいるか、是非教えてください。

《感想文》 「さがしています」を読んで  クロイドン 中3
 この夏、僕はアーサー・ビナード作(写真 岡倉禎志)『さがしています』を読みました。
 この本は、一九四五年八月六日朝八時十五分に、アメリカ軍によって広島に落とされた原子爆弾の話です。
 作者は原子爆弾を言葉にするとき、「ピカアアアアアッ」と擬音語で表しています。どのページにも「ピカアアアアアッ」と書いてあります。「ピカアアアアアッ」や「ピカドン」という言葉には僕が想像できない恐怖感が含まれています。この二つの言葉は体験者が生み出した言葉だそうです。
 本には色々な写真が載っており、その一つは窓が割れたようにガラスが散らばっている写真です。僕は「何でこんな写真が載っているのだろう」と思いました。隣の文章を読んでみると、このガラスの破片は、元ビー玉だったそうです。元の形をとどめた丸いビー玉は一つもありません。それを読んだとき、原子爆弾、「ピカドン」の圧倒的な威力が僕の心を突き刺しました。広島の人や全てのもの、街全体を一瞬にして焦土化した熱と光のことを考えると鳥肌が立ちます。
 もう一つの写真は、八時十五分で止まってしまっている時計です。文字盤が茶色に焼けただれ、全体が変形しています。この写真を見たとき、目から涙があふれてきました。その理由は、時計にも心があると感じたからです。僕も怖くて恐ろしい経験をしたとき、体が動きません。それと同じように、この時計は過度の恐ろしさを物語っているように感じました。
 他にも、焦げた弁当箱や「ピカドン」に黒く塗られたメガネの写真もありましたが、戦争の恐ろしさを最も示した写真は鍵束の写真です。初めてこの写真を見た時、「あっ、この人、家に帰れなかったんだ」と思いこみました。ですが、この鍵束は家のドアを開ける鍵ではありません。アメリカの兵隊を押し込んでいた部屋の重い扉を開けたり、閉めたりする鍵なのです。想像できるように、あの八月六日八時十五分に、閉じ込められた兵隊も閉じ込めた日本の兵隊も、運命は同じでした。
「人を閉じ込めて何になりますか?
 本当に閉じ込めなければならないのは原子爆弾ではないのでしょうか。」
 一番重要なのは、人類が戦争をしてもメリットがないということに気付くことです。今でもシリアやイランで戦争が起き、何の罪もない人がこの瞬間にも殺される恐怖に直面しています。戦争が一秒でも早く終わり、命が救われることを僕は願っています。『さがしてます』から僕は平和のありがたさ、命の尊さを学びました。 
【評】 擬音語や写真から伝わっている思いをうまく使って、戦争はいけないという意見を説得力のあるものにできました。


BACK