こんぺいとう  平成24年度 
《作文》 大きくなったら  フィンチリー 小1
ぼくは大きくなったら、モテモテ男になりたいです。どうしてかというと、女の子がとてもすきだからです。
 女の子ぜんいんがすきなわけではありませんが、いまは二人すきな女の子がいます。二人ともぼくのことがすきなようですが、どちらかをえらべません。
 でも、すきになってもらえるのはうれしいので、大きくなってもモテモテでいたいです。
【評】 心の優しい、素敵な大人になったら、いつまでもモテモテでいられると思いますよ。

《作文》 ねばねばもち  日1
 きょう、おもちつきをしました。わたしは、きなこもちが一ばんおいしかったです。うすは、石からつくってありました。きねは、木からつくってありました。もちは、もちごめからつくってありました。
【評】 お餅つきの観察がよくできましたね。それぞれの道具と餅米で、とっても美味しいきなこ餅のできあがり。ごちそうさま。

《作文》 ぺたんぺたん  日1
 水をおもちの上にかけて、くっつかないようにしていました。水をかけないと、どうなるのかなとおもいます。
 きねは、おもくなかったです。おじさんといっしょにできて、かんたんでした。
 おもちはやわらかくて、おいしかったです。あとで、おなかがいっぱいになりました。
【評】 お餅をついたり、食べたり、楽しかったですね。水の役目が分かって偉いです。よく観察をしていましたね。

 《作文》 この春休み  アクトン 小6
 「日本に行くよ。」
と、いつもとつぜん言われる。
 今回は、お母さんとお父さんがパソコンの前にすわっていた。ぼくが横目でパソコンをのぞくと、「アムステルダム」と「フライト」の文字が見えた。そしてお父さんがお母さんに
「楽しんできて。」
と言っていた。だからぼくは、お母さんが一人で仕事のためか旅行に行くんだろうと思っていた。ぼくはお母さんに
「どうしてアムステルダムに行くの。」
と聞いた。お母さんは、えがおでだまっていた。ぼくは、今度はパソコンの画面をきちんと見てたしかめた。そしたら、予約が終わった画面だった。やっぱりお母さん一人でどこかに行くんだ、とぼくは思った。
 とつぜん、ぼくの方をむいてお母さんが言った。
「今年の春休み、ママと二人で日本に行くよ。セカンダリーの受験をがんばったのと、補習校も六年間がんばって今度卒業するから、この二つのごほうびだよ。」
いきなり言われておどろいた。でもうれしかった。
 この時、二年前と自分がちがった気もした。二年前は、七年ぶりに日本に行くのでとびはねて喜んでいた。今度はとてもうれしかったんだけど落ち着いている自分がいた。少し成長した自分を感じた気がした。
【評】 突然の「ご褒美」、嬉しかったですね。喜びや、その他色々な気持ちを心静かに落ち着いて感じられるのはいいことですね。楽しんできてください。

 《作文》 出会い  クロイドン 中3
 初めてガンプラに出会ったのは、母のいとこからのお土産だった。それは小さくて、作るのも簡単だったけど、今まで見たことのないその細かいパーツに、当時七才であった僕は夢中になった。ガンプラとは「ガンダムのプラスチックモデル」の略である。その次の年、三個も買って、夜七時に作り始めたら気付かず徹夜してしまった。それから、ガンプラは僕の日本の夏休みには欠かせないものになった。
 三年前の夏のことだ。
「海が集中するのは、ガンダム作ってるときだけだな。」
と、兄が言った。すると、母も叔父も叔母も、いとこも、そして祖母まで
「本当だ。」
と言った。悔しいが真実だ。それ以来、がんばらなければいけないときは、ガンプラを作るときの感情を思い出すようにした。完璧をめざす情熱、一つずつていねいに仕上げる忍耐、がんばろうとする気力。ガンプラのおかげで、ぼくは集中してがんばることが少しできるようになった。
【評】 何気ない「ガンプラ」との出会いが、○○君の人生の姿勢を変えた、面白い事実が生き生きと書かれています。

 《小論文》 震災がれき問題  高3
 東日本大震災の結果多くのがれきが太平洋に流れ出し、環境を破壊するという懸念が世界中で高まっている。多くの専門家は、今後も広い地域に漂着するとみており、今後一年は、日本が各国の活動をリードしていくべきだと考える人もいる。私はこの意見に賛成である。
 なぜなら、がれきが出す放射能は日本の責任だからだ。日本の原子力発電所が安全になっていなかったせいで、たくさんの放射性物質ががれきに含まれている。日本が、発電所は安全でないと認めてそれを直していたら、がれきから放射能の危険が出ることはなかった。また、日本はすでにがれきの処理の経験がある。日本各地のがれきを処理することで、日本は処理に慣れ、正しい方法をよく理解している。日本は他の国にがれきの危険の重大性を知らせ、情報交換することで責任をとるべきだ。
 確かに、震災は自然現象で日本には責任はない、という考え方もある。多くのがれきは日本に止められる力がなかった。しかし地震は自然でも、がれきに含まれている放射性物質は自然ではない。放射能の危険はがれき処理の大きな問題だから、やはり日本には責任がある。日本はすでに震災によるダメージにたくさんの金と資源を費やしたから、他の国を助けられない、と反対する人もいる。しかし、他の国の役に立つために大金を費やす必要はない。情報交換は、日本に金銭的負担なく行うことができる。特に放射性物質の処理では、他の国は経験が少ないから、日本の経験は役立つだろう。今のところ、がれきはアメリカやカナダのような裕福な国にしか届いていないのだから、助けの必要がないという考えもある。でも、アメリカやカナダに金があることは関係ないことだ。日本が負担なく他の国を助けられるのなら、それが正しい行動だ。
 がれきの危険が日本の責任であることと、日本の持つ経験により、今後一年日本が各国の活動をリードすることに賛成である。
【評】 東日本大震災は、二年の月日が過ぎてなお多くの人々に影響を与えています。今回は漂流がれき問題に焦点をあて、今後、日本が主導権を握って解決策をさぐるべきか考えました。対策理由、方法共に熟考された作品です。

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