こんぺいとう  平成24年度 
5月12日 vol.4
《作文》 「水泳で初めての銀メダル」 フィンチリー 旧小6 
 もうすぐ私の番だ。待っていると胸がドキドキしてきて、手足もふるえてきた。私の番だ。飛び込み台に立つと、友達が「行け行け」と叫んでいる声が後ろから聞こえて、集中できなかった。
「よーい、ドン。」
と言ったとたん、みんなの世界からはなれて、自分の静かな世界に入った。水は冷たくて背中がブルッとするのを感じた。
 ゴールまでもうすぐだ。腕がもう泣きそうに疲れて、水が重くて折れるほど疲れていたけれど、どんどん前に進んでいった。顔が熱くて、頭がガンガンしていて、「もうこれ以上泳げない。」と思ったとたん、ゴール。終わった。頭を水から出したとたん、またみんなの世界にもどり、友達の喜ぶ声が聞こえてきた。2位だったけれど、がんばったことがわかったから2位でもいいと思い、プールから出た。
 その後、みんなのレースを応援しながら自分のレースのことを思い出し、ついにっこりと笑ってしまった。
【評】 五感を使った表現をちりばめて、臨場感あふれる作文が書けました。試合の前後の騒がしさと水中の静けさを対照的に書いているのが、とてもいいと思いました。 

《日記》 「おはかまいり」 アクトン 旧小2
 8月1日に、おはかまいりに行きました。おばあちゃんとおかあさんと、おとうとと、ぼくの4人で行きました。さいしょに水をくんできて、そのあとおかあさんといっしょにタオルをぬらして、おはかをシャッシャッとピカピカになるまでふきました。その間、おとうととおばあちゃんは花入れの中をあらって、白と黄色の買ってきた花を入れました。そのあと、手をあらって、マッチでろうそくに火をつけました。火をつけようとしたとき、あつくてマッチをおとしました。でも、やけどはしませんでした。せんこうにも火をつけました。さいごに、みんなでおまいりをしました。ぼくは、ご先ぞさまに
「ありがとうございます。」
と小さいこえで手をあわせながら言いました。おばあちゃんが、
「ご先ぞさまはきっとうれしいよ。」
と言いました。
【評】 お墓の掃除の後に、心を込めてお参りをしている姿が目に浮かびます。「ご先祖様がよろこんでいる」と先生も心から思いました。 

《作文》 「牛乳のひみつ」 クロイドン 旧小3
 牛乳はそのままのんでもおいしいですが、実は、いろいろな形でみんなの大好きな食べ物になっています。
 まず、とく別なきんをまぜておくとヨーグルトのできあがりです。次に、そのヨーグルトから水分をとりのぞくと、チーズができるのです。さらに、牛乳の中のしぼうをかたまらせるとバターができます。そして、牛乳から作ったクリームとたまごとさとうをまぜてひやすと、みんなの大好きなアイスクリームのできあがりです。
 牛乳がきらいな人もいますが、このようにいろいろなすがたにへんしんして、牛乳のえいようをとることができています。牛に「ありがとう」とかんしゃしましょう。
  
【評】 すばらしい。まとまりごとに「牛乳のひみつ」が分かりやすく説明できました。 

《作文》 「私の助長」 アクトン 旧高1
 北海道のとある店に、家族と晩ご飯を食べに来た人がいた。その人は食べ物の好き嫌いが激しいため、品書きをよく読んで慎重に頼むものを決めた。
 しばらくして店員が注文した品を持ってきたが、ふと何かを取り出し、全員のご飯の上に振りかけながら
「こちらはとても香りの良い黒ごまです。当店のサービスでございます。」
と言った。ところが、その人はごまが大の苦手。苦い思いで帰っていった。
 まさに「天下の苗を助けて長ぜしめざる者寡なし」である。
 
【評】 漢文の『助長』を模して、日常生活の中から例を拾い300字以内の文章にまとめました。紀元前の中国の戒めは、21世紀の日本にも十分当てはまるようです。人間の本質は変わらないという事実がはっきり見えます。



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