こんぺいとう  平成23年度 
1月21日 vol.32
《作文》 「日づけとよう日」   フィンチリー 小1  
  1月1日は、がんたんだ。
  2月5日はわたしのたんじょう日
  3月は、はるのはじまり。
  4月は、2ねんせいになるね。
  5月5日は、たんごのせっく。
  6月は、なつのはじまり。
  7月は、かぶと虫がいっぱい。
  8月は、かきごおりがたくさん。
  9月は、お月見きれいだな。
 10月は、こわいハロウィン。
 11月は、うるさいはな火。
 12月は、どうぶつはとうみん。
【評】 季節の始まりが上手に組み込めています。イギリスでは、花火はやっぱり11月なのね。 

《詩》 「リトルボーイ」  クロイドン 小6
 リトルボーイ、空から落ちる
 リトルボーイ、ばく発する
 リトルボーイ、3輪車に乗る
 リトルボーイ、時計が止まる
 リトルボーイ、建物に火を付ける
 リトルボーイ、母さんを殺す
 リトルボーイ、家を倒す
 リトルボーイ、目を閉じる
【評】 広島に落とされた原子爆弾のコードネームを繰り返しながら、その「小さい少年」が残した大きな被害を書いています。 

《詩》 「せんそうをやめて」   クロイドン 小6
 げんばくはひどい
 せんそうもひどい
 14万人もしんだ

 なぜ人間はせんそうをするのだろう
 なぜころしあうのだろう
 なぜこうなってしまったのだろう

 かみさまはいるのだろうか
 いるのなら、しっかりとみてほしい  
【評】 最初の3行で原爆がもたらしたことを書き、次の3行で、自分の疑問を書き、そして最後には目に見えない力に訴える強い書き方で締めくくっています。○○君のさけびが聞こえるとてもすばらしい詩です。 

《作文》 「犬のはり子」   フィンチリー 小1 
  きょうは、ほしゅう校で犬のはり子を見つけました。
 犬のはり子をさわったかんじは、ざらざらして、かたいです。おはなはくろくて、かわいいです。しっぽはみじかくて、いろはしろとくろです。耳があかです。あたまはくろです。犬がきているようふくは、エプロンみたいです。
その犬のかたは山みたいです。
 この犬のはり子をかいたいです。なぜなら、かわいいからです。
 
【評】 この犬の張り子を見たことがない人でも、どんなものなのか分かるように触った感じ、色、姿などを正確に書くことができましたね。

《作文》 「ことばの宇宙」   アクトン 高2 
 「刃物は肉を切り、言葉は心を切る」という言葉があるように、言葉は時として人を傷つける凶器になる。それは言葉が言葉だけでひとつの世界、「ことばの宇宙」をなすことができるからだ。
 私たちが、「暴力」と感じるのは、自尊心を傷つける、人種差別的な言葉や性差別的な言葉などを受けた時ではないか。
 例えば、私が幼い頃に「ブス」、「デブ」、「クズ」などと悪口を言われた時のことは、何年も経った今でもはっきり覚えている。軽い気持ちで言われていたとしても、自分の存在を否定されているようでとても傷ついた。誰かに
グーで殴られるよりも遥かにズキズキと痛かった。
 こういった後ろ向きな言葉が人を精神的に傷つけ、醜い人間社会を作り上げてしまう。
 確かに、言葉は凶暴にもなりうるけれども、時として、人に幸せを与えてくれることもあるだろう。
 例えば何もかも上手くいかない時や辛い時などに、家族や親友がかけてくれた「がんばれ」や「おつかれ」などの一言はとても心温かく思えて、1日中いい気分になれる。今でも私の心に深く刻まれている。
 私たちはせっかく言葉を持ったのだから、言葉を人を傷つけるための凶器としてではなく、人を幸せにする
ツールとして使うことが重要ではないか。言葉の豊かさが人間の心の豊かさに繋がり、よりよい人間社会を築き上げることができるのはないか。 
【評】 すばらしい。言葉が時として人を傷つける凶器にもなりますが、幸せにもする力があるのですよね。起承転結を活用してよく論じています。


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