こんぺいとう  平成23年度 
7月16日 vol.13
《作文》 「私は悪くない」  クロイドン 小6 
 私は悪くない。それなのに、いつも私がおこられる。
 先日、弟と2人で留守番をしてるときに、花びんを割ったのは私ではなく、弟なのに。花びんのかけらをひとかけらも残さず集め、きれいに新聞紙にくるんで片付けたのは、私なのに。母は帰ってくるとすぐに気付いて、私たちに向かってどなった。弟が泣き始めたので、母は、「あなたは部屋で遊んでいなさい。」と言った。弟が部屋へ戻った後がこわかった。そして、ものすごく悔しかった。私が何か言おうとすると母は、「まだ終わっていません。」
と言い、私には何も言わせてくれなかった。そのことが今だに悔しくて、まだ母のことが許せません。父に言っても、「まあ、そう気にするな。」と言います。
 「ごめんなさい。」を無理やり言わされたけど、絶対にそう思っていません。
【評】  間違って責められることは時々あり、その時は悔しいですよね。お母さんもなかなか謝る機会を見つけられないのかもしれません。 

《作文》 「テニス」  フィンチリー 小3 
 わたしは、さいきん家族で週まつ、テニスをしています。今日は、姉はべん強でいけなかったので、父と母と3人で行きました。わたしたちはまだ始めたばかりで上手ではないので、子ども用の小さいコートで練習しました。なぜなら、コートのよこにかべがあって、かべうちができるからです。
 家に帰ると、テレビでテニスのし合がやっていました。わたしは、あいての行動を見ながら走っているのがすごいな、と思いました。ラケットが手みたいになっていました。1日何時間練習しているのだろうかと思います。テレビで見たし合は3時間でした。よくそんな長く、止まらないでできるなと思いました。練習をいっぱいしたら、できると思うので、わたしもいっぱい練習してテニスせん手のようになりたいです。
【評】  週末にテニスとは、いいことを始めましたね。それから、後半の文はよくできています。是非、ウィンブルドンに出られるよう頑張ってください。 

《作文》 「わたしの自てん車」  アクトン 小3 
 わたしのパパのお友だちが、2つ自てん車をくれました。パパのお友だちが日本に帰ることになったからです。
私の自てん車は赤で、おねえちゃんのはグレーです。おねえちゃんの自てん車は、大人用でむずかしそうです。わたしの自てん車は、山ものぼる用になっているから、こぎやすかったのです。タイヤは太くてギザギザしています。
 わたしは、今年のクリスマスプレゼントにおねがいしようと思っていた自てん車が、目の前にあらわれたので、びっくりしました。
 わたしは、かぞくと公園に行ってれんしゅうをしました。
 それから、自てん車のことばかり考えるようになりました。自てん車をもらってすごく毎日ウキウキしています。
  
【評】 自転車をもらって嬉しい様子がよくわかります。絵まで嬉しそうに上手に書けていますね。 

《作文》 「東北のために私たちができること」  高等部 2年 
 死者15281人、行方不明者8492人、そして避難生活者102200余人という大きな被害を出した東日本大震災。1人でも多くの人を助けるために、私たちはイギリスから何ができるのだろうか。
 確かに、柄谷行人作の『場所と経験』で筆者は、真の知識とはそのもののことを感性的にも均質的にも知っている状態であり、実際に経験しなくては得ることができないと言っている。それは私たち自身が東北に実際に行き、被災者を助けることを経験するべきだということかもしれない。しかし、私たちは今、日本から遠く離れたイギリスに居て、学校などで忙しい日々を送っている。現実的に考えると、日本に行き被災者を助けるというのは不可能に近い。私は感性的な空間をもつ以外にも、被災者を救うべき方法があると考える。
 地震や津波の影響で、たくさんの人が家を失った。その結果、2重ローンに苦しむ被災者が増えている。何もかも失った今、復興にかかる費用はとても高いと考える。そんな現状を少しでもましにできるのはやはり、お金である。私たちが今できることは、できるだけ多くの義援金を集めることである。被災者は今、たくさんのことを我慢している。同じ日本人として、私たちも何か我慢して、お金を自分たちの国のために集めるべきである。
 また、今回の地震は数え切れない人の心に大きな傷を残した。そんな人々に、どんな短い言葉でもいいから、なにかメッセージを伝えることも、イギリスからできる被災者への救助活動である。私たちがイギリスから応援しているということを伝えることで、少しでも人々の心を晴らすことにつながるかもしれない。
 このように、私たちは東北に実際に行く以外にも、イギリスからできることがある。私たちは海外からでもできることを考え、できる限りのことを日本のために行うべきである。 
【評】  「経験する=被災地に行ってボランティアをする」以外に私たちができることをよく論じています。展開も素晴らしい。


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