こんぺいとう   
11月27日 vol.27
《紹介文》 「『とれたての短歌です』を読んで」 フィンチリー 中1
 『とれたての短歌です』は短歌と写真の詩集です。俵万智さん作で、写真は浅井慎平さんです。短歌は「愛」をテーマに現代的なスタイルで書かれています。私の一番好きな短歌は、
 青いリンゴの ムースを食べて 待っている 
       甘くてふんわりして すっぱくて
でした。恋する気持ちを自分が食べているアップルムースと比べていたと思いました。
 短歌といえば、百人一首を思い出します。百人一首も恋愛についての歌が多くありますが、雰囲気がまったく違っています。俵万智さんの短歌は、現代の言葉で書かれていて分かりやすいですが、百人一首は表現の仕方が間接的で、引ゆが多く使われています。例えば、紫式部の
 めぐりあいて 見しやそれとも わかぬ間に
          雲隠れにし 夜半の月かな
では、見えたと思ったらすぐに雲に隠れてしまった月に例えて、久し振りに会った友達と過ごした時間があっという間に終わって残念な気持ちを表しています。
 また、どちらも同じ「5・7・5・7・7」のリズムで書かれていますが、百人一首は口になじみやすくに歌のようです。俵万智さんの短歌は、簡潔で私たちの普段の言葉遣いです。音読したら、その違いがよく分かります。
そして、この歌集は短歌と写真の組み合わせでイメージを作り上げているので、レイアウトもとても工夫されています。例えば、次の歌を3行に分けて、
 桃色の ランプシェードを 拭きながら
 孤独のコの字
 一人のヒの字
にしました。こうしたら「コ」の字と「ヒ」の字が並んで「コヒ」になります。
 こうした工夫が俵万智さんの歌集をとても独創的で創造的にしています。昔の和歌に比べて、読むと親しみやすくおもしろいです。ぜひ読んでもらいたい一冊です。
 
【評】 この紹介文を読んでいると、うまく百人一首との違いを説明してくれているので、この俵万智さんの『とれたての短歌です』を読んでみたくなりました。

《作文》 「ぼくのげんち校」 アクトン 小2
 ぼくが通っている学校は、ウエストアクトンプライマリースクールといいます。場所はほしゅう校から10分ほどのところにあります。学校にはとても広いフィールドがあります。そこで、サッカーやうんどう会をします。フィールドには池があります。
 ぼくは学校生かつで好きなことが3つあります。
 1つは本をお昼休みの時間に読むことです。クラスにある本は図書室からかりてきたものです。
 2つ目はレッドコートで友だちとあそぶことです。サッカーとレースをしてあそびます。レッドコートは広くてたくさんの生とでごったがえしています。
 3つ目は一番好きなことで、お昼ごはんを食べることです。友だちと話をしながら食べられるからです。
花火大会がもうすぐあります。みんなきてください。
 
【評】 1つ目、2つ目、3つ目という言葉を使って、とても分かりやすく書けています。小学校で花火大会があるなんて楽しくていいですね。

《作文》 「甘口カレー」 クロイドン 中2
 小6の国語の授業で「カレーライス」を読んだとき、初めて甘口カレーというものがあることを知った。僕の母は、幼い子どもたちのために、別のおなべで甘口カレーを作ることはしなかった。僕は幼稚園のころから、無理やり中辛カレーを食べさせられていたので、この甘口の味が気になって仕方がなかった。「甘口カレーって、口の中に入れると、コンデンスミルクみたいな甘さが、口の中に広がるのだろうか」と想像していた。そのあこがれの甘口カレーを去年初めて食べた。僕が「甘口カレー、甘口カレー」とずっと言っていたので、日本へ帰った夏休みに中村屋というレストランに、母が連れて行ってくれたのだ。
 銀の器に入った甘口カレーとお皿にのった白ご飯が僕の目の前で輝いていた。僕はワクワクしながら、スプーンですくってカレーを白いご飯にかけ、そして口に入れた。「えっ、甘くない。辛くもない。」それはまるでうすい中辛のようで、パワーがなくて人を元気にしてくれる味ではなかった。
 こうして僕と甘口カレーとの出会いは終わった。それ以来、甘口カレーは食べたことがない。母は、来年の夏はトップスというカレー屋さんに連れて行ってくれると言っている。こちらの方が美味しいらしいので、もう一度挑戦してみようと思う。
 
【評】 憧れの甘口カレーとの出会いについて、細かい描写や気持ちの浮き沈みが上手に表現できていますね。美味しい甘口カレーを食べさせてあげたいというお母さんの優しさも伝わってくるお話です。




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