こんぺいとう   
11月6日 vol.24
《小論文》 「捕鯨の正当性〈反対の立場〉」 高等部 3年
 古来より日本では、伝統的に捕鯨が行われている。しかし、最近になって日本は捕鯨問題で世界各国に非難されるようになった。世界各国は日本の捕鯨を禁止しようとする姿勢を崩すべきだ。
 まず、鯨は牛や豚と同じ哺乳類だ。我々人類は、牛や豚を保護せず、食用として飼育しているのが日常だ。対等な生物である牛や豚を保護しないのならば、鯨だけを保護するということは理屈が通っていない。
 グリーンランドやアメリカ、ロシアなどに住む北方民族は、原住民生存捕鯨として一定の捕鯨が認められている。その中には、絶滅危惧種のホッキョククジラも含まれている。日本にだけ捕鯨禁止をしようとする世界の姿勢は差別的であり、ジャパンバッシングに繋がっている。
 また、鯨は少数でありながら、食べる餌の消費量は人間の漁獲量の三〜六倍であり、鯨の捕獲だけ禁止してしまうと、他の海洋生態系に悪影響を与える。
 捕鯨を禁止しようとする考えにも一理ある。多くの鯨は絶滅の危機にある。また鯨は、我々が家畜としている牛や豚より知的な生物だという意見もある。しかし、絶滅の危機にない種も存在する。さらに、知的な生物であるから保護すべきというのは感情論であり、では知能が低い生物は殺してもよいのか、という疑問に繋がる。絶滅の危機にないクロミンククジラなどは牛や豚以上に保護する必要がない。
 世界の多くの国では、主な食料として、牛が飼育されている。しかし、牛から排出されているメタンガスは地球温暖化に影響している。ならば、逆に牛の飼育を取りやめ、鯨を食用のために飼育すべきだ。
 鯨をうまく飼育することで、絶滅の危機を回避でき、牛を大量に飼育する必要がなくなることで地球環境を守るために貢献できる。まさに一石二鳥だ。
 
【評】 昨今、議論が再燃している捕鯨の正当性について小論文形式で意見を表明しました。問題の根深さに気づかせてくれます。前回、反対の立場の意見を掲載しました。

《作文》 「『大人になれなかった弟たちに…』を読んで」 クロイドン 中1
 私は「大人になれなかった弟たちに…」を読んで、とても悲しくなりました。一番悲しかったのは、弟のヒロユキが死んでしまったことです。戦争に行った父は、一度もヒロユキを見ることができませんでした。
 作者は、弟が死んだことを自分のせいにしています。そして責任を感じています。弟のミルクを盗み飲みしてしまったからです。弟は、この戦争で栄養失調で死んでしまいました。
 ヒロユキは、作者のせいで死んでしまったのでしょうか。私はそれは違うと思います。たとえ作者がヒロユキのミルクを飲まなかったとしても、ヒロユキは結局死んでしまったでしょう。ただ、作者はヒロユキのことが大切だったので、自分のしたことに責任を感じているのだと思います。戦争中は、みんな生きるために一生けん命でした。自分がもし、この戦争中に生きていたら、どうなっていただろうと思うと、怖くなりました。
 今も世界中のどこかで、戦争をしている国があります。この作者やヒロユキのように、食べ物に困っている人たちがたくさんいるかもしれません。一日も早く、戦争のない世界になってほしいと思います。
 
【評】 作者の心の中にずっと残っている戦争中の悲しい出来事。戦争は身体だけでなく心にも大きな傷を負わせますね。戦争について考えを一歩でも進めることができたと思います。

《手紙》 「おばあちゃんへ」 フィンチリー 小2
 おばあちゃん、お元気ですか。わたしは元気です。
 夏休みは、おばあちゃんのおうちですごせて、楽しかったです。
 今はひとりぼっちでだいじょうぶですか。おばあちゃんがさみしくないように、おばあちゃんがすきなプリンの絵をかいておくりますね。おばあちゃん、大すき。
 
【評】 おばあちゃんへの優しい心遣いがよく伝わってきます。

《日記》 「8月29日」 フィンチリー 小1
きょう、わたしのしたのまえのはがぬけました。
ずっとぐらぐらしていたので、やっとぬけてうれしかったです。
よる、まくらのしたにはをおいてねました。あさ、おきてまくらのしたをみると、1ポンドがありました。フェアリーがおかねをもってきてくれました。うれしかったです。
 
【評】 きっとかわいいフェアリーが、1ポンドを運んできてくれたのでしょう。不思議ですね。



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