こんぺいとう   
10月2日 vol.19
《日記》 「8月9日」 フィンチリー 小1
 イギリスのいちばんにしで、いちばんみなみのちほうへいきました。うみのみちをわたりました。そしてしろのなかをみました。まえのひは、うみにうかんでいました。うみはふしぎだなとおもいました。
 ランズエンドでいわにのぼったり、ぶたいをみたり、うみをみたりしました。おちそうになってこわかったです。ほんとうのはじっこ、ちずのかたちがわかりました。
 ほてるに2かいだてベッドがありました。ぼくがうえで、いもうとがしたでねました。たかくておもしろかったです。
 
【評】 前の日は島だったのに、次の日は歩いて行けるなんて不思議です。それが上手に書けていますね。

《作文》 「ああ、残念」 アクトン 小6
 残念だった。せっかく会えると思っていたのに。直筆のサインがもらえると思ったのに。
夏休みの1週間、レスターの大学の寮に泊まって、デビッドベッカムアカデミー主さいのサッカーコースに参加した。車で2時間の所だった。
 フランスやナイジェリアから来た人がたくさんいた。英語の勉強も兼ねて来ていたわけだが、ぼくは、フランス語が話すことができた。
 毎日、サッカーのスキルを4時間練習し、夜にはサッカーテニスやディスコなどのアクティビティーがあった。金曜日に、フランス対ナイジェリアの試合をした。本当はこの日にベッカムが来て、会えるはずだった。
 まあいいか。フランス語の勉強が毎日できたし。
 
【評】 自分で自分に向かってつぶやいている文章の書き方がとても拓哉くんらしく、上手です。サッカーキャンプの様子が生き生きとした文章から伝わってきます。

《作文》 「9・11について」 クロイドン 中2
 2001年9月11日、僕はまだ5才で物心がつくかつかないかという時期でした。発生した時のことは覚えていませんが、7才くらいには何があったか分かってきました。
 犯行は、イスラム過激派のメンバーとみられ、首謀者はオサマ・ビン・ラディンとされています。旅客機4機がハイジャックされ、内3機が目標に激突しました。僕は去年アメリカに行った時、ワールドトレードセンター跡地に行きました。そこで約2800人もの人々が亡くなったことや消防士たちも犠牲になったことなどを、生き残った人たちに聞きました。
 僕には、思うことが2つあります。
1つは、目標に突っ込まなかった旅客機に乗っていた人々のことです。出発が遅れたため、他の3機が突っ込んだことを知り、犯行グループに抵抗し、墜落したと言われています。彼らはどうせ死ぬのなら目標へ突っ込むことをさせまいとして抵抗したわけです。携帯電話が使えたので、彼らは家族に別れを告げ死んでいきました。僕が言いたいのは、どうせ死ぬからといって、家族に別れを告げ、犯行グループに立ち向かう力があるか、自己犠牲の精神があるかということです。決して人のことは言えませんが、現代の人々は受験や就職活動などで精神的に追いつめられ、利己的になってしまったり、悪い時は自ら命を絶ってしまうことすらあります。人間社会が複雑に発展していく中で、このような強い気持ちが少なくなってきているように思います。
 もう1つは、意見の表し方です。いかに不満があったとしても、暴力に頼ってはいけないということも教えてくれます。イスラム原理主義にもそれなりの言い分があると思いますが、それを武力を使って表すことは間違いです。きちんとした言い分があるなら、堂々とそれを言い、解決する手立てを探るべきです。しかし、このことからイスラム原理主義を一方的に責め立てるのも間違いではないかと思います。もしかすると先入観をもって、彼らの言い分に耳を貸さなかったのかもしれません。イスラム教に対して悪いイメージをもっている人の多くが、その教えや言い分を理解しているのでしょうか。
 9月11日をむかえるたびに、このようなことを考えさせてくれるきっかけをくれます。
 
【評】 9・11のようなテロや戦争や紛争が起こるのは、双方の言い分や考えの食い違いが大きくなりすぎて、収まりがつかなくなってしまうからなのですよね。違う側の言い分をしっかり聞いてみると、全く別のストーリーが出てくるかもしれません。ただ、犠牲になった何の罪もない人々のことを考えると、このようなことが2度と起こらないように、考えていくことが必要ですね。




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