こんぺいとう   
9月18日 vol.17
《作文》 「庭のイチゴ」 フィンチリー 小3
 ぼくは、庭でイチゴを見つけました。
 冬をこして、イチゴの実が出てきました。ギザギザの葉をたくさんつけています。
おもしろく思ったのは、下から花をささえていたがくが、花がかれた後、へたになって上から実をささえていることです。そして実の外にたねがあるのがすごいなと思いました。イチゴは赤くておいしかったです。
 そこで、イチゴの実についてしらべてみました。イチゴの外がわのつぶつぶの中に、イチゴの本当のたねがあり、おいしく食べた赤い部分は、がくや花びらをささえる「花たく」と言われる部分が赤くそだったものでした。そのわけは、イチゴのたねはとても小さくて目立たないので、つけねをふくらませて実のように見せかけて動物に食べてもらい、フンをするときにたねを遠くにはこんでもらうためなのです。おもしろいちえだと思いました。
 
【評】 イチゴも知恵をはたらかせていますね。読んでいて、小2で出てきた「たんぽぽのちえ」を思い出しました。よく調べ、上手にまとめました。

《作文》 「私の本棚」 クロイドン 中1
 私の一番の宝物は、間違いなくベッドの横にある本棚です。小さな時からの本が何冊も並んでいます。過去の思い出がたくさんつまっています。
 なぜこの本棚がそんなに大切かというと、他にも理由があります。それは、去年なくなった祖父の手作りだからです。父が生まれてすぐ後に作った本棚です。自分で組み立てる簡単な本棚などが売られてなかった時代なので、1人で木の板から作って、私の父へプレゼントしてくれたそうです。
 毎晩ベッドに入ると、私は本棚を見ます。祖父のことを考えます。まるで祖父がそこにいるように感じるときもあります。結婚して、お嫁にいくときも持っていきたいと思います。
 
【評】 子への愛情がいっぱい込められた本棚ですね。だから、子どもは幸せな気持ちになります。大事に使って、次に譲り親子の愛情を伝えていってください。

《詩》 「はなのちから」 アクトン 小1
ことりがとんでいる
ひこうきがとんでいる
みんながよろこんでいる
あかとピンクのはながさいたから
うさぎがあかとあおのはなをあたまにつけた
みんながたのしくわらっている
おはなもよろこんでいる
 
【評】 読む人を笑顔にしてくれるような、素敵な詩ができましたね。きれいな花をみると、幸せな気持ちになりますね。やさしい気持ちがとても伝わってくる詩です。

《小論文》 「優先席は設けるべきか」 高等部 2年
 私は優先席は必要ないと思います。
 なぜならば、人としての思いやりがあればいいと、私は考えるからです。
 例えば、バスにお年寄りが乗ってきたとします。そのバスでは席が全部埋まっていて、そのお年寄りは立っていなければいけません。その人は弱々しそうで、今にも倒れてしまいそうです。そうした時、常識的に考えれば、優先席に座っていなくても、そのお年寄りに誰かが席を譲るべきだと思います。優先席があることで、他の席は譲らなくていいと思う人が出てくるかもしれません。そのような考えをなくすためにも、優先席のような特別な席はないほうがいいと思います。
 また、優先席が迷惑なときもあります。夕方などの混雑する時間に、その席に座ってはいけないと言われると、後から乗れたかもしれない人が乗ることができず、次を待たなければなりません。それは合理的でないと思います。
 もちろん、最近はそのような意見も多くなり、普通に優先席に座っている人もいます。しかし、そのようなことをすると、周りの人から嫌な顔をされ居心地が悪いです。そのようなことをなくすためにも優先席はなくすべきだと思います。
 でも、反対に優先席があると、そこに座っている人の「席を譲らなければ」という心が強まります。または、老人や妊婦さんから見れば、優先席があれば、それを理由に「席を譲ってください。」と頼めると思います。最近の人たちは、態度が大きい人も多くなったので、そのような特別な席がないと困る人もいるのかもしれません。
とはいえ、バスや電車の中では、優先席にも限りがあります。もしも席の数以上のお年寄りや体の不自由な人が乗ったとしたら、優先席でなくても譲るべきでしょう。優先席がなくても、乗客がみんな同じ意識をもつことができれば、、体の不自由な人やお年寄りがいないか気にするようになるはずです。そしてそのような意識を小さいときからもっていれば、席を譲らないという行動はとらないでしょう。以上の点を考えると、優先席は設けなくてもいいと思います。
 
【評】 すばらしい。論の構成が見事ですね。優先座席を設けるべきではないという立場から、一貫して論を掘り下げていますね。



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