こんぺいとう   
5月22日 vol.6
《作文》「こどもの日」 フィンチリー 小2 
 こどもの日におかあさんとかしわもちをつくりました。もちをつくって、あんこを入れてつつむと大きなぎょうざのようなかたちになりました。
 それから、かしわのはっぱがないので、おかあさんが、
「バナナのはっぱでつつもう。」
といいました。でもバナナのはっぱは大きすぎてつつめないし、どこでうっているのかわからないので、けっきょくそのままたべました。イギリス人の友だちもおいしいと言って一つおみやげにもってかえりました。
 
【評】 かしわもちをつくっているようすが目にうかぶようです。

《作文》 「たからもの」 クロイドン 小2
 ぼくのたからものは、レゴでつくったおうちです。ぜんぶじぶんでかんがえてつくりました。おうちのよこにボートがあります。ボートをなおすどうぐもついています。とてもじょうずにできているし、とてもじまんにおもいます。だからこれはぼくのたからものです。
 
【評】 うわぁ、すごいね。いつか写真にとって見せてもらいたいです。ほかのデザインも考えてみてください。大きくなったら建築家で有名になるかもね。

《作文》 「中学校のかばん」 アクトン 中1
 初日の放課後、私のかばんは姿を変えて家に帰ってきた。18冊の大量の教科書を無理やり入れたかばんは、四角い鉄のようだった。
 初日の朝、入学にふさわしい透き通るような青空が広がっていた。私が校舎に向かって歩いている途中、たくさんの小さい小学1年生たちを見かけた。小さい1年生たちは、かわいい服を着て、親の手を強くにぎって歩いていた。そんなすがすがしい光景を見て、私はなんだかなつかしい気持ちになり、自分も1年生だということを忘れそうになってしまった。
 少しぼーっとしていると、校舎の方から仲のいい友達が走ってきて、息切れしながら、
「同じクラスだったよ。」
と伝えてくれた。
 ほっとして中学部の建物に入った。前にも校庭のブランコへの近道に一度使ったことがあるせいか、あまり新しい感じはしなかった。
 しばらくして、授業が始まった。そして、楽しみにしていた物――教科書が配られた。最初の方は、1冊ずつ丁寧に名前を書いてから、中身を少し読む余裕があった。しかし、教科書が机の上に山のように積み重なってきた頃には、不安な気持ちでその余裕はなかった。こんなにたくさんかばんに入りきる訳がない。私以外の生徒たちも苦笑いをしていた。
 家に帰って、教科書を急いでかばんから出した。私のかばんは中学生のかばんになったようだった。
 
【評】 「四角い鉄のようなかばん」には、思わず笑ってしまいました。でも、この表現から並々ならぬ中学生としての意欲と緊張感が伝わってきます。一年間、この新鮮な気持ちを保って頑張ってください。

《作文》 「私にとっての補習校とは」 高等部 1年
 補習校とは、仲間と共に、手からこぼれ落ちそうな日本語の理解を受けとめ、その上に新しい知識を徐々に積み重ねる場所である。


 私にとって補習校とは、油のようなもの。「母国語」という歯車に油を差し、錆びつき使いにくくなるのを防ぐものだ。


 英国で暮らす私にとって、日本との「架け橋」のような存在です。母国語を学ぶ大切さを知り、在英邦人としての自覚がもてました。


 僕にとって補習校とは、イギリス内にある唯一の「日本」だ。日本人として通い、学び、新しい友達と知り合う場所。たまにめんどくさく思い、宿題などを忘れて先生にしかられる場所。
 



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