こんぺいとう   
5月1日 vol.3
《作文》 「書き初め」 フィンチリー 旧小2
 僕は、書きぞめにホールへ行きました。席について、先生の言うことを聞きました。そして書きぞめの書き方を教わりました。話を聞いたけれどひさしぶりなので、うまく書けるかふあんでした。
 次に、光という字を2枚れんしゅうしました。2枚目が終わった時に、じしんをもってせい書を書きたいと思いました。だけど、どうしてもきんちょうしてしまいました。
 それからさいごに、本番の半紙が配られました。僕はまず気持ちを落ちつかせて、せい書をしました。書きはじめと、書き終わりに「1・2・3」と心の中で数えながら書くことにちゅういしました。そのおかげで、きれいな「光」を書くことができました。
 みじかい時間だったけど、こんなにしゅう中して字を書いたのははじめてで、とても楽しかったです。
 
【評】 気持ちを上手にとりいれて順序よく、書けています。書き初めの楽しさが伝わってきます。

《小論文》 「漢字を学ぶ理由」 高等部 旧高2
 日本語は世界一習得の難しい言語だと言われる。その理由として挙げられるのは漢字の存在ではないだろうか。漢字は何百年も前に中国から伝来したものであり、日本古来の文字ではない。日本古来の文字といえば平安時代に誕生した平仮名、そして片仮名のことをいう。これらは単純な発音をもち、文字というより絵に近い形状をもつせいか、習得もしやすい。さらに、日本語は別に漢字を使用しなくても、平仮名そして片仮名だけで十分に用を成す。では、なぜわざわざ難しい漢字を学ぶのであろうか。
 その理由はおそらく、漢字がもたらすことのできる文章のわかりやすさではないだろうか。例えば、「彼は高所恐怖症だ。」という文章をローマ字にした場合、「kare wa kousyokyoufusyou da」といった、長く、わかりにくい文章になってしまう。声に出して読めば分からないこともないが、パッと目を通しただけではその意味を読み取ることが困難だ。逆に同じ文章を平仮名にすると「かれはこうしょきょうふしょうだ。」といったように、長くごちゃごちゃした、ただの文字の羅列になってしまう。この文章も声に出してみれば、なんとなくの意味はわかるが、「こうしょきょうふしょう」が何か分からない人にとっては、全く意味の分からない文章になってしまう。
 だが、これを漢字を含んだ文章にしてみたらどうだろうか。「彼は高所恐怖症だ。」という文章は短く、内容もまとまって見える。声をだして読むことなく、それぞれの漢字のもつ音を頼りにして読めば、その読み方もすぐにわかる。さらに、漢字を使った表現では、平仮名、片仮名、そしてローマ字では絶対得ることのができないものを得ることができる。先ほど例として出した「高所恐怖症」という言葉は、日本語の高等語彙に所属し、聞きなれている言葉かもしれないが、それと同時に、会話の途中で出てきた場合に、すぐに理解できない言葉でもあるのだ。だから、先ほどのように平仮名で書かれてもややこしい音と長い文章が頭の中で音として存在する「高所恐怖症」という言葉と「こうしょきょうふしょう」という言葉をつなげることができないのである。だが、これが漢字で書かれると、それぞれの漢字の音、そして意味をつなぎ合わせることで2つの言葉を繋げることができるのである。
 このように、漢字を学ぶことで日本語という語学を簡潔にかつ、読み取りやすくまとめることができる。さらに漢字を使うことで人々はより効率的に自分の意思を伝えることができる。言い換えれば、漢字を学ぶことは、お互いの意思を伝えあうことができる、いわば意思疎通の手段を得ることになるのである。
 
【評】 すばらしいです。論文の構成の仕方も文句なくすばらしいですが、内容も分かりやすく説得性があります。

《詩》 「冬の詩」 アクトン 旧小4
冬は丸い
朝も昼も寒くて、みんな背中を丸めて歩いてく
道ばたにうずくまるねこも丸い
雪が降ったら、丸い顔の子どもたちは雪を丸めて丸めて大きな雪だるまを作る
冬にまん丸くておいしい食べ物いっぱいある
白いもち、黄色いみかん、みんなで丸く囲んで食べるおなべも楽しい
あっ、お酒を飲み過ぎたお父さんのおなかも丸くなった
 
【評】 「丸い」という言葉を使って楽しい詩ができましたね。




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