こんぺいとう   
3月13日 vol.40
《作文》「宗教の東西」 アクトン 高1

 日本の神社とローマ・カトリックの教会を比べると、東西の文化を反映していることがよくわかる。
 外的に比べると、神社は町の外れか森のような場所にあり、木を素材に使って、色は神聖を表す朱色以外あまり使わず、わりと素朴な造りである。反対に教会は、町の中心にあり、とても豪華に造られている。尖塔で高さを競って、様々な色を使った装飾が施され、純金や大理石が用いられている。日本の神社は、自然と調和しており、西洋の教会は、人間が造りだしたすばらしさを誇っている。
 静寂と主張。
 内的に見ると、日本と西洋の祈りのあり方も違っている。神道では、個人が好きな時間に参拝できる。つまり、個人的に神と向き合うことができる。しかしキリスト教では、人と人の愛を中心にするから、ミサの時間に大勢の人々が集まって神をたたえる。
 個人と集団。
 二つの宗教は、価値観においても違っている。神道は、自然の中にたくさんの神が宿っているという考えをもっている。キリスト教は、自然との関係よりは、日常の生活の中で人々が行うべき道を、自然と人間を造った全能の神が示そうとしている。さらに神道では、今あるものをありがたく思い、その安定を祈るけれども、キリスト教は、教えを守らずに犯した罪を許してもらうために、神に祈る。このような違いも、自然と人間、そして神という三者の関係を反映している。
 静と動。
 宗教は、国や地域によって違い、人々の生活や態度などを反映すると同時に、人々の生き方に大きな影響を与える。日本人は、神道によって自然に逆らわずに心の静寂を求める心性を手に入れた。飾らない素朴な美を求めるのも、また自然すなわち神との一体化を当たり前と感じる私たち日本人の独自の美意識と言えるだろう。
【評】 山崎正和著『水の東西』の構成をまねて、自分なりの東西文化比較論を書くことができました。外面→内面→価値観へと比較の視点を深化させることで、日本人を総合的にとらえています。

《作文》「ぼくのたからもの」 クロイドン 小1

 ぼくのたからものは、いもうとのアンジェリーナです。
 アンジェリーナは、ちいさくて、かおがとてもかわいいです。でも、アレルギーがいっぱいあって、かわいそうです。
 ほっぺたが、ももいろです。いつも、ないたり、おこったり、わらったりします。そして、よくねます。アンジェリーナは、イギリスのびょういんでうまれました。
 ぼくは、アンジェリーナのことが、どんどんすきになっています。ずうっと、ずうっといっしょにいたいです。 
【評】 いもうとのようすが、くわしくかけています。これからもずっといいおにいちゃんでいてくださいね。

《作文》「雪との出会い」 フィンチリー 中2

 ちらちらと、大空から降ってくる白い粒。僕の掌にゆっくりと落ちてくる。上を見上げたら、なんと。何千何万というほどの白い粒が、僕を襲ってくる。
 これが僕と雪との初めての出会いだった。まだ僕は幼く、雪とは何か分からなかった。一人で雪の道をさくさくと歩きながら、僕は雪を一握りつかみ、
「冷たい」と叫んだ。
 最初は雪を恐れていた僕も、十分後には、父と弟と雪合戦を始めた。もちろん、それが僕の初めての雪合戦。雪を丸めて、相手に投げる。自分も雪の塊に当てられたくないので、逃げて、隠れる。まるで、戦場に立っているみたいだ。 次の日、雪がほとんど溶けていた。僕にとって、雪は、現れてはすぐに消えてしまう、不思議な遊び道具だ。 
【評】 繊細な情景描写で、初めての出会いを巧に演出していますね。この冬は、数多く出会えましたね。

《作文》「わらっているちいちゃんへ」 アクトン 小3

 わたしは、せんそうを知りませんが、きっとひとりぼっちになって、こわかったでしょう。でもちいちゃんは、とてもゆう気がありましたね。少しずつほしいいを食べて、暗いぼうくうごうの中で、ひとりで待っていられたからね。わたしだったら、ずっと泣いているかもしれないです。
 さいごに、お父ちゃんとお母ちゃんとお兄ちゃんに会えて、よかったですね。花畑の中で家族といっしょにわらっているちいちゃんをそうぞうすると、うれしくなります。
 わたしも、かげおくりを一人でやってみました。とてもふしぎな遊びだと思いました。今度、天気のいい日に、家族みんなで手をつないで、またやってみるつもりです。
【評】 自分の言葉で、ちいちゃんへの思いをくわしく書くことができました。晴れた日に、クラスのみんなでかげおくりをしましょう。

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