こんぺいとう   
1月9日 vol.31
《作文》「戦争と平和」 クロイドン 小6

 ぼくは先週の授業で平和について習いましたが、むずかしくてよく分かりませんでした。ぼくは、戦争を身近に見たことがないので、どういうものなのか、よく知らないのです。そうしたら、母がぼくのやっている「ローマ」というゲームが戦争のゲームだから、それが本物の人間だと思って考えてごらん、と言いました。
 ゲームの中で、ぼくは軍隊をコントロールして戦争をし、領地を広げていきます。たくさんの兵隊が死にますが、画面の中のただの絵なので、今までは何も考えていませんでした。しかし、これは2千年前のヨーロッパで本当に起こっていた戦争なのです。一人の兵隊が死ぬことで、両親や兄弟、親せき、友達など、たくさんの人たちが悲しみます。子供たちはうえ死にするかもしれません。
 ぼくは、2千年前の時代の人は、ゲームと同じように、領地を広げることが兵隊の命よりもずっと大事だと考えていたのだろうと思います。でも今の時代に生きているぼくは、人の命が一番大事だと思います。ぼくが将軍だったら、領地が欲しければ戦争をしないで、話し合いで解決したいです。
 戦争は、いろいろな理由で起こります。人種がちがうから、考え方がちがうからなどの理由です。今でも人の命より大切なものがあると考えている人たちもいます。だから戦争が起こってしまうのだと思います。ぼくは世界の人々みんなが、人の命が一番大切だと考えればいいなと思います。
【評】 人々は2千年も前から同じことを繰り返しているのですね。いつになったら、人々は戦争をしなくなるのでしょうか。

《作文》「『春暁』を学習して」 フィンチリー 中2

 この詩を最初に見たとき、漢字だけで書かれているので、意味を理解できるか心配でした。でも、その文字をよく見てると最初の行は「春・眠・暁」、次は「聞・鳥」「夜・風雨・声」「花・落」となじみのある漢字で、なんとなく、この詩の世界が伝わってくるようでした。また、鳥の声や風雨、花など目や耳にもひびく感じがします。


 漢詩のよいところは、短くて読みやすいというところです。書き方のきまり、起承転結という構成法にそって書かれているので、なれればとても容易に読めると思います。これからもがんばって、他の詩にもちょうせんしてみたいです。


 僕が初めて漢詩を読んだときの感想は、「なぜ中国語を国語の時間にやらないといけないのだろう。解読するのが大変だ。」などと、マイナスな意見しかなかった。いくつかの作品を教科書から抜粋して、それらの意味などを学習した。そうしてみると、一見、ただランダムに並べられた漢字に見えたものが、意味をもつようになり、日本の文学にはない味が、たいへん面白く感じた。授業の後も、まだ解読するのは苦手だが、少し漢詩を「見直す」ことができ、よい機会だったと思っている。
【評】 難しそうに思えた漢詩ですが、内容や構成の理解とともに、漢詩に親しみをもつことができたようですね。国や時代が変わっても、変わらない人間の特性、つまり、感情・感性・考え方が、現代を生きる私たちにも共通のものであるという普遍性を見出しました。

《感想文》「やまなし」 アクトン 小6

 最初のページのクラムボンというふしぎな言葉は、宮沢賢治の人生が表されている感じで、魚がかわせみに食べられるところは、自然のいかりとおそろしさを表しています。それから、かにの兄弟の仲の良さは、賢治の家族の愛を書いた感じです。
 『やまなし』のかにたちが住んでいる川は、なぜか大正と昭和のイメージをすごく感じます。それは、昔の川はきれいだったと賢治が伝えているような感じです。
 最後に『やまなし』が完熟するのは10月から11月ですが、12月に完熟したお話の中の『やまなし』は、「もっとおいしくなるように」と、やまなしが思っていて、12月にようやく落ちたようなイメージを感じます。
【評】 作者が『やまなし』を通して、読者に伝えたかった情景や思いをしっかり受け止めて、自分の考えをまとめることができました。

BACK