こんぺいとう   
11月28日 vol.27
《鑑賞文》「『挨拶』鑑賞文」 アクトン 中3

 この詩を初めて鑑賞したとき、私は副題の「原爆の写真によせて」から、「また原爆の悲惨な詩か−。」と少し暗い気持ちになった。しかし、この詩を最後までじっくり読んで、今まで読んだ原爆の詩とは、一味違うということに気づいた。
 まず、この詩には、特徴的な表現がたくさん用いられている。例えば、最初に「あ、」という一言で始まることだ。この短い表現からは、作者が初めて目にした原爆の写真から覚えた、言葉にもならない心境が伝わってくる。そして、同時に読点も、そんな衝撃的な思いを強調しているのだと感じた。
 また、「友よ」という問い掛けは読者を引き付け、「すでに此の世にないもの」のように、一行で表現されているものは、作者が最も重視していて、一番読者に訴えたい点なのだと思った。
 一つ疑問に感じたのは、現在の平和な暮らしをしている私たちの「すこやか」な顔に対して、「りつぜんとする」と書いてあることだった。「すこやかな今日の顔」「すがすがしい朝の顔」をしてはいけないのだろうか。それは、今現在も地球は核兵器を所持しているからだ。考えてみると、いつ原爆が落ちてもおかしくない状況に私たちはいる。広島に原爆が落とされたあの時と同じ、「午前8時15分」は、毎日やってくるものだと、私も当たり前のように思っていた。しかし、あの時の被爆者も私たちのように、「油断していた。」のだと、作者はこの詩で警告しているのだ。
 この詩を読むまで、私は真剣に「原爆」について考えたことがなかったと思う。なぜなら、昔起こったこととしか考えられず、21世紀の現代には絶対あり得ないと思っていたからだ。だが、この詩の過去、現在、未来という構成から、過去と現在の私たちが結び付いた気がした。そして、同じ過ちを犯したくないという気持ちが、私の中に芽生えた。それは、平和な未来は私たちの「手の中にある」ということを「挨拶」という詩から学べたからだ。
【評】 簡潔でわかりやすく力強い文章です。詩の表現の特徴から、作者がこの作品にこめた思いやメッセージをよくつかんでいます。

《手紙》「おじいちゃん・おばあちゃんへ」 フィンチリー 小2

 お元気ですか。
 私は元気です。
 日本はどうですか。
 イギリスでは、楽しい毎日がつづいています。
 ほしゅうこうでは、お友だちもいっぱいできました。なので、だんだんほしゅうこうが楽しくなってきました。
 外のゆうぐで遊んだり、図書室に行って、本をかりたり、色々あります。では、また手がみを出します。
【評】 イギリスでの楽しい毎日のこと、ほしゅう校でもどんどんお友だちをつくって、楽しくすごしているようすがよく書けました。もっともっとお友だちができて、楽しくなるといいですね。

第30回海外子女文芸作品コンクール【日販IPS賞受賞作品】
《作文》「やくそく」 クロイドン 小1

 おじいちゃんが、しんでしまった。
 がんだった。
 3がつ5にちだった。
 なつにあったときより、すごくやせていて、ずっとねむっていた。
 パパとおねえちゃんのメグといったときはねていて、そのひにしんでしまった。
 ママはいちにちまえにいって、わたしとメグのてがみをおじいちゃんによんでくれたといった。
 てがみには、
「もうすぐほしゅうこうで、いちねんせいになるよ。大すきだよ。おいしゃさんになるやくそくまもってべんきょうしてるよ。」
とかいた。
(後略)
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