こんぺいとう   
高等部特別号
《定義文》「補習校」 高等部3年

 12時15分に終わる日本


 週に一度、楽しい時間を一緒に過ごせる場所
 自分のアイデンティティーを再認識できる場所


 海外にある日本のような環境で、似た境遇にある人たちと一緒に集まって、国語とコミュニケーションの取り方を学ぶところ


 自分と切りはなすことができない、自分を形作った別の国、空間


 普段の勉強では満たされない部分を補う学校
【評】 定義は、作る人の考え方で様々に変化します。みなさんの考える補習校の姿がうまく説明できました。

《短歌》「高2が作った短歌集」 高等部2年A組

 週一回 日本の文化 触れ合える 「起立」「気をつけ」「また来週」


 高等部 それぞれ自分の 道あゆみ 時経る程に 別れぞ増える


 補習校 時を感じる この場所で 知識たくわえ 一歩成長


 ジャパニーズ 日本の文化 なくしそう ここに来るたび 思い出すんだ


 学問に 近道はない 努力の 結果が実る 日本人学校


 毎週 一時帰国を したいなら みんなで飛ぼう アクトン校舎へ
【評】 合同学習会とその事前の短歌の授業で学んだ知識を生かして、それぞれの思いが凝縮した短歌を作りましたね。

 真夜中に ベッドの中から すこしずつ 目が慣れてくる 真っ暗な部屋
【評】 「自己発見」をテーマにした素晴らしい短歌ですね。

《短歌》「高2が作った短歌集」 高等部2年B組

 好きな歌手の ある歌聞いて 思い出す あの日を境に 消えたドキドキ


 君と見た 花火は今も 変わらぬが 変わってしまう 人の心


 初夏の風 包まれながら また生まれ 繰る暖かさに 身を安らげる
【評】 学習会では採用されなかった作品の中にも隠れた名作の短歌がたくさんあるようです。高校生ならではの感性に溢れています。

《作文》「高等部について」 高等部1年

 高校は、中学とは大きく違わないと思う。毎週、漢字テストがあるし、宿題ももちろん出る。
 でも違いもある。高校生になると自分の意見を発表する機会が増えることだ。それに対応するには、いろいろなことに興味をもっていればいいと思う。
 高校のいちばんの楽しさは、友達が増えることだ。クラスが大きくなって、授業が賑やかな雰囲気になった。また、授業の後、みんなで祭りや公園に遊びに行けるのもとても楽しい。


 高校生になってみて、私自身の心持ちが変わったような気がする。中学では、勉強や宿題は「やらなければいけない。」と思っていた。その気持ちが中学の終わりが近づくにつれて、もっと勉強をしたいという「やりたい」気持ちに変わっていった。
 それに、勉強は一人でやるより、クラスのみんなとやる方が楽しい。高校では、グループ学習が多いから、みんなで支え合いながら、一緒に授業を受ける。みんなとこれからの3年間、頑張りたい。
【評】 高等部は主体的に学ぶという姿勢がなければ楽しくもないし、学ぶものもありません。高校生としての自覚が感じられる頼もしい文章です。

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