こんぺいとう   
7月11日 vol.13
《作文》「私の好きな季節」 フィンチリー 小5

 私が一年中で一番好きな季節は、なんといっても夏です。夏には、楽しいことがたくさんあります。
 まず、イギリスの夏は気持ちがよく、夜おそくなるまで、なかなか暗くなりません。学校から帰った後も、庭に出て、トランポリンで遊べます。冬だと、暗いし、寒いし、トランポリンもいつもぬれているので、そうはいきません。
 次に、夏の楽しみといえば、バーベキューです。お天気のいい日に、ソーセージやお肉をお父さんがジュージューやいてくれます。こんなにおいしいごちそうは、なかなかありません。外で、ごはんを食べるのも、いつもとちがうふんい気でわくわくします。デザートにアイスクリームをもらうと、さらに満足です。
 またこの季節に庭を歩くと、たくさんの花が咲いていて、とてもいいにおいがします。果物も実ってきます。夏の終わりには、木いちごや野いちごやりんごの収かくで大いそがしです。
 夏は、私の大好きな季節です。
【評】 夏を好きな理由が体験例を交えながら、しっかりと書かれていて、楽しく読みました。お父さんが、ジュージューやいてくれるバーベキューは、すばらしいごちそうですね。Fさんが毎年夏を楽しみにしている気持ちがよく分かりました。

《作文》「たんぽぽのわた毛にのって」 アクトン 小2

 わたしはわた毛にのって、うちゅうへいきました。うちゅうには、おほしさまがいっぱいあって、キラキラしていて、とてもきれいでした。
 しばらくして、わたしは木せいにつきました。木せいには、うちゅう人がいました。そのうちゅう人は、みどり色で目が六つもありました。うちゅう人はピストルをもっていたので、わたしはすこしこわくなりました。でもすぐにうちゅう人は、ピストルでおほしさまをうつゲームをしていると分かりました。わたしは、うちゅう人にさそわれて、いっしょにゲームをしました。
【評】 わた毛にのって、うちゅうへいって、うちゅう人といっしょにピストルでほしをうつゲームをしたなんて、とてもたのしそうですね。絵もじょうずにかけました。

《作文》「日本で驚くこと」 クロイドン 中1

 私が日本に住んでいた時は、あまり気づきませんでしたが、イギリスに住むようになってから、日本に帰るたびに驚くことを話します。
 それは、日本の電車やバスの中が信じられないくらい、きれいだということです。
 二年前に帰った時は、成田エキスプレスのホームで、駅員さんが食べ終わったりんごのかすを
「どうしてこんなところに捨てるんだろうね。」
と言って、片付けていました。日本では、電車の中だけでなく、ホームもゴミ一つ落ちていません。
 それに比べて、イギリスでは、電車の中でハンバーガーやジュースを飲んでいる人がいたかと思ったら、その人は自分の降りる駅が来たら、残った食べ物をいすに置いたまま降りていってしまいました。バスも絵はがきでは、とてもきれいに写っていますが、実際は落書きだらけです。
 私は、緑の多いイギリスが大好きですが、公共の乗り物がもう少しきれいだったら、いいのになと思います。
【評】 自分の体験など、具体例を挙げたことで、たいへん分かりやすいスピーチになりました。みんながマナーを守って、車内でも気持ちよく過ごせるようにしたいですね。

《小論文》「優先座席は必要か」 アクトン 高2

 まず始めに、優先座席は何が目的でバスなどにあるのだろうか。名前からすれば、やはり皆が優しく体の不自由な人に席を譲るというのが目的だろう。しかし、それが理由なら、優先座席などはない方がいい。
 たいてい、バスや電車に乗ると、体の不自由でない人は、空いている普通の席に座る。そして、優先座席に座った人は、お年寄りなどに席を譲っていく。でもその優先座席を譲った若者は、なぜすぐ席を立つのだろうか。体の不自由な人が入ってきたからだけではなく、やはり座っていた席が優先座席だからだろう。でもそれでは、本来の目的を達してはいないのではないだろうか。優先座席を通して得たいものは、人と人との思いやりだ。しかし、そういう席があると、普通の席に座っている人は、わざわざ立たないし、皆が思いやりをもっていることにはならない。
 目標を立てるとすれば、一人一人がもっと責任をもち、他の人が席を譲るのを待つのではなく、進んで人への思いやりをもつということだ。席が必要な人に譲るということを当たり前のことのように行えば、優先座席といった心を狭くするものはいらないと私は思う。
【評】 優先座席はいらないという主張を明確に打ち出した上で、その理由を論じていますね。優先座席を設けることによって「人の思いやり」を引き出すのではなく、あくまでも個々人の自主性に任せることに意義があるということを簡潔に論じています。

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