こんぺいとう   
4月18日 vol.1
《感想文》「『蓬莱の玉の枝』を読んで」 クロイドン 旧中1

 最初は「私がくらもちの皇子だったらこうする」「帝だったらこうする」という自分の考えを強く信じていました。
 以前は、私が帝ならば、不死の薬を飲まないと思っていました。けれど、今は考えが変わりました。周りの人で死を体験した人はいません。ですから、誰も死とはどういう感じなのか知らないし、やっぱりだれでも怖いと思います。きっと、実際に不死の薬をもらったら、グビグビ飲んだと思います。
 くらもちの皇子は蓬莱の山へ行き、かぐや姫が頼んだ枝を取ってきたとうそをつきました。最初は、私ならちゃんと中国の山へ行くと思いましたが、今は、やっぱり私も同じことをすると思います。
 「蓬莱の玉の枝」を読むのは少々大変でしたが、楽しかったです。とても人間らしい登場人物もおもしろかったし、昔の日本語もよく分かったからです。
【評】 登場人物の行動や考え方に自分との共通点や相違点を見出しましたね。古典をより身近なものに感じたと思います。

《詩》「進まない」 フィンチリー 旧小6

 さっきまではあった
 すぐそこにあった
 みんなのやくにたっていた
 みんなはきづかなかったかもしれないけれど
 ひそかにやくにたっていた

 時がとまった
 おわってしまった
 もう八時十五分が
 すぎることはないだろう

 おわってしまった
 なにもかもが
【評】 平和を願う真っ直ぐな思いから引き出された言葉は、読み手の心に深く沈みます。作品を考える時間は、平和の中にいる自分も見つめなおす時間でもありました。

《作文》「なぜほ習校に来るのか」 アクトン 旧小3

 ぼくは、毎週、土曜日に日本の学校へ来ます。
 学校へ来るのは、日本語や漢字をわすれないためです。それにしょう来、日本語が使えれば、日本で生活できたり、いろいろなことで役立つので、ほ習校に来るのは、とても大切だと思うからです。
 ほ習校に来るのは、少し大へんだけど、いろいろな行事やみんなとサッカーができたり、楽しいことがたくさんあったりするので、これからもがんばって補習校に来たいです。
【評】 補習校に通う理由を自分でしっかり考えました。すばらしいです。毎週土曜日、がんばっている姿をおうえんしています。これからもがんばってください。

《小論文》「家事支援ロボットを考える」 アクトン 旧高1

 掃除も洗濯もお任せの家事支援ロボットをT大学とT自動車などの研究チームが開発しました。このニュースを聞いて、私の頭の中には、これに対して肯定的な考えより先に、否定的な考えが浮かびました。
 新開発されたロボット「ホームアシスタントロボット」(AR)は、洗濯機やモップ等、家庭で人が日常的に利用する家電や道具を使って作業をするというのが特徴だそうです。もしこのようなものが実用化されるようになれば、人はどうなるでしょうか。私が思うに、自分からは動かなくなると思います。つまり怠け者になるということです。人間は、動くことによって、健康的な日常を過ごしています。もし家の中だけでも、動くことが少なくなったら、その人には大きな影響があると思います。もしARを利用するのが、身動きが不自由な人たちなら、助かるし、大変な思いをしなくてすむようになると思います。そういうふうに考えると、とても効率的です。
 また、ARは、身長155cm、体重130kgです。体重からしても、もし倒れたりしたら、とても危険だと思います。それに対して苦情が出ることもあり得ないことではありません。
 さらにニュースの記事では、「数時間の充電で、約30分活動できる」とありましたが、充電にかかる時間に対して、活動時間が非常に短いと思います。今の技術では、それが精一杯なのかもしれません。しかし、もし実用化するのなら、先に充電時間を短縮したり、活動時間を延ばす工夫をした方が、もっと効率的ではないでしょうか。
 このロボットARは、身動きの不自由な人たちのために作られたものなのかもしれません。そうであれば、その人たちにとって、とてもありがたいものになるし、私も賛成です。しかし、一般的な利用のために開発されたのであれば、人間の生活にとって、マイナスの効果を発揮する他ないと思います。私は、ロボット開発が行われるのは、技術を試したりするのに、とてもいいと思います。技術を磨き続け、いろいろな種類のロボットを開発し続け、これまでで最高に効率的で、無駄のないものを開発することができたら、初めて実用化することにすればいいと思います。
【評】 利便性ばかりを追求していてよいのかなと考えさせられる文章です。現代社会のありようについて、技術を一方的に否定するのではなく、共存という視点から見ている点が光っています。

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