こんぺいとう   
2月7日 vol.36
《作文》「ぼくの思い」 アクトン 小4

 ぼくは、ほしゅうこうに入って初日に、点字のことを勉強しました。ぼくはその時、点字よりも「目の不自由な人って、どんなふうに感じているのかな。」と思いました。
 ぼくは、赤ちゃんのころから目が安定しない、目の病気でした。ぼくは4才くらいになったころ、「ぼくはもしかしたら、目が見えなくなるんじゃないのか。」と思いました。そうしたら急にとてもこわくなりました。五才のころ入院し、二週間後に手じゅつをうけました。手じゅつ室にいくときは、とてもこわかったです。そして手じゅつはおわり、目が見えなくなる病気じゃなかったと聞いても、あの時のこわさは忘れることができませんでした。
 もしぼくが、目の不自由な人だったら、点字を覚えると思います。そしてその点字は暗やみの中のぼくをすくってくれる、神様のように思えたでしょう。
【評】 手じゅつの前は、とても不安だったでしょうね。しかしTくんの前向きな姿勢は、これから何があっても、それを乗りこえていく力を感じます。

《作文》「モルジブの思い出」 フィンチリー 小2

 ぼくは、冬休みにモルジブに行った。ベランダのまん前にでかい海があった。海がとうめいで、魚が百ぴきいじょう見えた。ぼくは、海をながめていたとき、こう思った。
「この海は、すいぞくかんみたいだ。」
 ぼくは、早く海に入りたくてしかたがなかった。新しくかったシュノーケリングをつけて、海にいきおいよく入った。一番さいしょに見た魚は、にじ色だ。
 その夜、船に乗って釣りに行った。さいしょにおねえちゃんがつった。ぼくはぜんぜんつれなくて、かなしかった。ぼくは、こう思った。
「つれないなら、つりなんか来なければよかった。」
 2時間乗って、まっくらになった。帰ろうとしたしゅん間、ぼくのつりざおがものすごくおもくなった。おとうさんとがんばってひいた。なんと60センチぐらいの魚があばれたまま、あがってきた。かかりの人がこの魚をナイフでつきさした。なぜなら、あばれすぎたから。でもまだあばれていた。
 やっぱり、魚つりはさいこうだ。
【評】 モルジブで魚つりをしたときのようすや気もちのへんかがとても生き生きと書けています。たいへんはぎれのよい文章です。

《感想文》 「『穴』を読んで」 クロイドン 中2

 主人公の名前は、スタンリー・イェルナッツという。スタンリーは、有名なバスケットボール選手のシューズを孤児院から盗んだと思われて、裁判になった。スタンリーはいつも間が悪い。スタンリーは、裁判でかんごくに入るか、それともキャンプに行くか選ぶようにと言われて、キャンプを選んだ。このキャンプでのことが小説の中心になるが、小説は実は三つの部分からなっている。それらは全然関係ないように書かれているのだが、最後の方で、意外にもこの3つのストーリーが結び付き、信じられないようなクライマックスを迎える。
 それを説明する前に、主人公、スタンリーについて書きたい。スタンリーはすごく太っていて、ちょっと奇妙な家族の背景を持っている。一緒に暮らしているのは母と祖父と、楽観的な発明家の父である。一家はどちらかというと貧しくて、しかものろわれている。スタンリーの祖父のそのまた祖父のせいで、家族にはいつも不運が襲ってくる。この祖父の祖父の話が、この小説の底に流れるもう一つのストーリーだ。
 スタンリーは、キャンプで毎日、穴掘りをしなければならなかった。そしてスタンリーは、キャンプ生活は期待したような楽しいものではないことがわかった。
 キャンプにはいろいろな少年が来ていて、いろいろな人間関係が繰り広げられる。これらは読者も非常に興味を持って読むところで、こういう少年たちが実際にまわりにいたら、こんなことが起こるのだろうなあ、と思いながら読むことができる。
 しばらく読み進めると、ケート・バーローが登場する。これが祖父の祖父、エリヤ・イェルナッツの話と後でつながり、同時にメインラインであるスタンリーのキャンプ生活ともつながり、魅力的であっと驚くクライマックスが待っている。
 ぼくにとってこの本が意味するのは、「信頼」だ。その「信頼」があるから、スタンリーと親友のゼロの友情は成り立っている。そして信頼があるから、キャンプの中でも少年たちは何とか、生きていくことができる。でも、この本の中のある部分は、信頼がなかったために二人またはそれ以上の人間の間で起こった事件にも触れている。エリヤ・イェルナッツは最後までマダム・ゼローニを信頼しなかったから、この家族はそれからというもの不運ばかりが続いた。それによって読者は「信頼」こそ人生で大事なものだと知ることができる。
 そういうわけで、この本はぼくよりも年下の人でも面白く読めると思う。そしていろいろな本を読んだ人にも十分面白いと思う。
【評】 あらすじがよくまとまっており、この本を読んだことのない人に読みたいと思わせる感想文になっています。

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