こんぺいとう   
11月22日 vol.27
《作文》「マフィンがやってきた」 アクトン 小2

 「ペットがほしいよう。」
 わたしのたん生日のプレゼントになにかペットがほしかったので、おとうさんとおかあさんになんどもたのみました。
「ホリデーには、しばらく行けないよ。」
 おかあさんとめんどうを見るとやくそくしました。みんなでそうだんして、トイプードルをかうことになりました。
 そして、アプリコット色の小犬がやってきました。名前は、マフィン。ひつじみたいにころころしています。
 よるになると、おかあさん犬のことを思い出して、くんくんなきます。マフィンは、かわいいけれど、はが生えてきてかゆくて、時どきかむのでいやです。
 これからもマフィンのめんどうをみて、なかよくしていきたいです。
【評】 マフィンがAさんのいえに来ることになったときのようすが、とてもくわしく書けています。これからもマフィンとなかよくくらしてください。

《作文》「現代版『助長』」 アクトン 高1

 曲を完成させようとして、真剣にチェロを練習したら、逆に指を痛めて二週間弾けなくなった。まさに「天下之苗を助けて長ぜしめざる者、寡なし」である。

《作文》「現代版『助長』」 アクトン 高1

 あるところに少しだけ勉強ができる人がいた。ある日、妹に宿題を助けてほしいと言われたので教えたが、必要のない豆知識や少し話からそれたことまで言って、妹は混乱してしまった。まさに「天下之苗を助けて長ぜしめざる者、寡なし」である。
【評】 一人一人の個性的な「助長」が書けました。故事成語を自分にひきつけて考えると、なかなか楽しめます。

《作文》「私の『枕草子』」 クロイドン 中2

 気恥ずかしいもの
 自信を持って質問に答えるが、答えが合っていない時。急いで着替えてシャツを裏返しに着ている時。寝坊をして学校に遅れてしまう時。まだパジャマ姿なのに家に誰かが訪ねて来た時。かっこうをつけようとして失敗した時。車の中で大声で歌っている時に窓が開いているのに気づく時。
 美しきもの
 きれいに磨かれた窓。山の中の小さな湖。夏の暖かい外の緑。夜の暗闇の中でも光り輝く白い雪。大空に広がる花火。飛行機から見下ろす夜のロンドン。一番美しきものは、富士山の山頂から見た日の出。
【評】 体言止めをうまく使って素晴らしい自作の段ができました。清少納言はどう思うでしょうか。

《詩》「秋の歌」 フィンチリー 小5

 道におちた赤いアクセサリー
 黄色いてんぐのうちわ
 やさしくふむと シャッシャッシャッ
 強くふむと クシャクシャクシャ
 秋の道の音楽会
【評】 秋はとてもきれいです。落ち葉の色、落ち葉をふんだ時の音の様子を上手に詩に表現できました。さんぽするのが楽しくなりますね。

作文》「おにぎり」 アクトン 小4 <第58回 小・中学校作文コンクール入賞作品>

「うわー、何だそれ。気持ち悪い。」
となりにすわっていたおしゃべりなトムが、私のおにぎりを見て言いました。
「どうしたの、これが私のおべん当よ。」
私はおべん当のおにぎりをおいしそうに食べながら言いました。
 私のおべん当は、小学校に入学してから5年間、ほとんど毎日、げん米のおにぎり2つと肉か魚、そして野菜です。おにぎりの中身はツナマヨやおかかです。
 私がレセプションだったとき、カラムがコーンビーフサンドイッチをほおばりながら、
「それ、なーに?」
と私のおにぎりをじっと見つめてききました。
「おにぎりだよ。」
と私は答えました。けれども、カラムは聞きまちがえて、
「おききり?」
とまじめな顔をして言いました。
「おききりじゃなくて、おにぎり。」
私は少しはらを立てて直しました。
「おちきり?」
とカラムはまたまちがえました。
「あーもういい。」
私はぷんぷんおこってあきらめました。
 一年生になったころ、お昼の時間になると、私は注目の的になっていました。おべん当箱を開けるとすぐに、
「あ、ハンナが中華料理を持って来ている。」
「あの黒いの、何かきいてみようか。」
みんなは必ずひそひそ声で話し始めます。私は時々なきそうになりますが、ゆう気がある日は、
「これは中華料理じゃなくて、日本料理のおにぎりよ。」
と言います。でも、次の日になると、また同じひそひそ声が始まるので、私はあきらめて食べます。
 このごろは、みんな、私のおにぎりをすしとよんでいます。私は何回も、
「すしじゃなくて、おにぎりだよ。」
とおこって直しても、次の日になるとみんなは私のおにぎりをすしとよびます。だから、私は今では、
「そう、すしだよ。」
とにっこりして言うことにしています。
 イギリスでも、すしはとても人気があります。日本料理というと、イギリス人はまず最初にすしを思いうかべます。だから、スーパーマーケットでもいろいろなすしが売られています。けれども、ごはんがとてもかたくて、新せんな魚が使われていません。それなのに、パトリックはそのすしをおべん当に持って来て、おいしそうにパクパク食べていました。本当にそんなにおいしいのかな・・・
 食いしんぼうのナタリアも、早速レストランですしを食べて来ました。
「どうだった?」
私はわくわくしながらききました。きっと、ナタリアもおいしかった、と言うにちがいないと思ったからです。
「すごくおいしかったよ。だから、お母さんに家で作ってもらった。ごはんを水とまぜてからのりの上に広げて、具をその上にのせてまく。そして、出来上がり。」
それを聞いた私はびっくりしました。
「ちょっと待って。すしは、ごはんにおすをまぜて作るんだよ。」
「じゃ、ハンナが持って来たすしの中にもおすが入っているの?」
ナタリアが目を丸くしてききました。そこで、私はすしとおにぎりのちがいを説明してあげました。けれども、本当にナタリアはおにぎりという言葉をおぼえられるかな、と私は思いました。
 私は今では、一年生のころにくらべると心ぞうが強くなっているので、クラスメートや他の人が私のおにぎりを見てどんな顔をしても平気です。正直に言うと、みんながどういう反のうをするかを見るのが結こう楽しみです。
 つい最近、遠足でアマシャム・フィールド・センターに行ったときがそうです。お昼の時間、私がおべん当箱のふたを開けたとたん、話をしていたインストラクターが、私のおにぎりを見て、目玉が飛び出るほど目を丸くしました。私は、インストラクターにせ中を向けて、
「ふふふ。」
と笑いました。きっと「それ、何だろう。」と思っているにちがいなかったからです。
 私のおにぎりを見て、
「うえー。」
と変な顔をして言う男の子もたくさんいるけれど、お母さんが作ってくれるおにぎりはとてもおいしいから、私はむしして食べつづけます。

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