こんぺいとう   
7月12日 vol.14
《詩》「雨」 クロイドン 中1

 雨は雲がとけてできた糸
 きらきら光る絹の糸
 金色・銀色・空の色
 雨の糸は また地上でとけて
 全てのものをかがやかせる
 私と空をつなぐ糸
 糸をまとめて束にして
 空へのぼっていきたいな
【評】 雨を見ながら想像が広がりましたね。空にのぼっていったら、どんな世界があるのでしょう。また想像がふくらみますね。

《作文》「漢字学習について」 アクトン 小5

 漢字を勉強することは大切なことだと思う。なぜなら漢字を知らなかったら、本や新聞が読めないし、手紙を書くこともできない。
 漢字をおぼえるのに、私は毎日練習しています。字をおぼえるだけじゃなくて、辞書で意味を調べることも大切だと思う。漢字には一つ一つ意味があるから、それをわかって、練習するとおぼえることができるから。
【評】 一文一文にとても重みがあり、先生も「まさしく、その通り」だと思います。漢字学習が大変なときもあるでしょうが、それ以上に意味のある学習なので、こつこつ続けたいですね。

《作文》「大きなあざ」 フィンチリー 小2

 月よう日学校のかえりみち、へいの上をあるきました。
 あるいていたら、おっこちて、大きなあざができました。
 いたくて、ママのかおをみたら、がまんしていたなみだがたくさんいっぺんに出ました。
【評】 大すきなおかあさんのかおを見たら、あんしんしてなみだがでたのですね。たいそうの上手なAさんですが、これからは気をつけましょうね。

《感想文》「『握手』を読んで」 アクトン 中3

 私は『握手』を読んで、再認識したことがあります。それは、「皆、平等だ。」ということです。この言葉は文章中には無いのですが、作者が『握手』をとおして皆に「皆、平等だ。」と呼び掛けているように感じました。作者は単刀直入に、「差別をするな。」とは言わずに、読者が『握手』を読んで差別は決してしてはいけないことだと理解し、それを実行することを望んでいるように私は思いました。
 私たち人間の中には、「皆、平等」だという言葉は知っていても、本当の意味を忘れている、またはその意味を知らない人々がいます。人間は差別など惨いことをする資格もなければ、権利もないのです。しかし、私たち人間の中には、見た目、肌の色、学力、地位などで差別する人がいるのです。
 世界には、肌の色で人を差別している人がいます。肌の色、髪の毛の色、目の色が違っても人間は皆、同じ素晴らしい人間なのです。国が違っても、言語が違っても人間は皆、同じ人間、仲間なのです。
 私も時々「皆、平等」という言葉を忘れてしまっていました。でも、『握手』を読んだおかげで、もう忘れなくなりました。それだけ『握手』を読んで大切なことが学べたと思いました。
 『握手』の主要登場人物ルロイ修道士は、とても心があたたかくて、優しい人なのです。ルロイ修道士がカナダから日本へ来て二年もしないうちに戦争が始まってしまい、日本にいなければならなくなりました。するとルロイ修道士と他の修道士は、荒れ地を開墾して、みかんと足柄茶を作らされます。そこまではよかったものの、カトリック信者は日曜日の労働を戒律で禁じられているので、ルロイ修道士が代表となって
「日曜日は休ませてほしい。」
と監督官に申し入れますが、監督官は、
「大日本帝国の七曜表は、月月火水木金金。この国には、土曜日も日曜日もありゃせんのだ。」
としかりつけ、見せしめにルロイ修道士の人差し指を木づちで思い切りたたきつぶしました。それなのに、ルロイ修道士は戦争が終わった後も日本に残り、児童養護施設で日本の子どもたちの笑顔が見たくて、泥だらけになって野菜を作り鶏を育てて、子どもたちに食べさせました。過去に日本人(監督官)にひどいことをやられたのに、同じ日本人の子どもたちのために頑張ったのです。たいていの人は、ひどいことをやられたら、その人を嫌うだろう。でも、ルロイ修道士はそうではありませんでした。ルロイ修道士は、優しく強い人だと思いました。
 苦労をした人は、誰にでも優しくできて、すべてを受け入れることができるのだと『握手』を読んで分かりました。
【評】 この作品から「人間は皆平等だ」ということを強く感じとっています。外国に暮らしているからこそと思います。ルロイ修道士とあなたの生き方を重ね合わせて読んでいるところが素晴らしいです。

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